ロードムービー (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 小学5年生のトシは、友人のワタルとの家出を決行する。
    1年生の頃からずっと学級委員を務めてきたトシの夢は、児童会長になること。
    しかし。ワタルと親しくなり始めてから、トシの周囲の人々の反応が変わり始めていた。
    そして、児童会長の選挙がやってくるが……。(表題作「ロードムービー」より)
    2015年9月11日読了。
    小・中・高校生たちの、微妙に揺れ動く心を題材にした短編集。
    自由になりきれない中で、必死でもがく主人公たち。読んでいるうちに、なんとなく気持ちがヒリヒリとしてきます。
    表題作にもなっている「ロードムービー」、気持ちよく騙されました。

  • 2015/02/14再読了。
    「冷たい校舎」のスピンオフ短編集。
    スピンオフ好きのボクには嬉しい作品だし、なによりこれを読むことで「冷たい校舎」の登場人物にさらに深みが増す。
    が、僕が好きだったのはあまりスピンオフと関係ない「ロードムービー」と「トウキョー語り」の2編。
    特に「ロードムービー」のワタルの応援演説は泣ける。
    何回読んでも泣く。
    むしろそこだけ何回も読みたいくらい。
    しかしまあ辻村さん、電車の中で泣かすのはもうやめてください(笑)

  • 辻村さんデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」のスピンオフ短編集。短編ながらもピリリと辛い物語たち。
    『ロードムービー』のトシとワタルの話、子ども時代のもどかしさや不安にとても共感。辻村さんは懐かしさと温かさを描きかたが秀逸!

  • デビュー作と関連のあるものを含む短編集。連作短編集ではなく各章は独立している。小中高と、誰にでもある時代を思い出させるような作品。最後の章はデビュー作へつながるような書き方になっている。特に最後の章はデビュー作を読んでからでないと『ヒロ」の意味が理解できない。それ以外は、デビュー作と関連のある章も含め、デビュー作を読んでいなくても単独の物語として読める。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。
千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。
2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞をそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第15回本屋大賞の大賞を受賞した。
他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。

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