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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (299ページ)
感想・レビュー・書評
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小説としてはだいぶ酷い出来で、世に出してよいレベルではない。小説の最低限のお約束をことごとく無視している。登場人物は全員が同じようなタイミングで内心を曝け出し、正義の側の人間は著者の思想を代弁し始める。登場人物の書き分けもできておらず、区別がつくのは2人の助教授候補だけ。著者は普段小説を読まない人なのだろう。
また裁判にリアリティーがないのも弁護士としてはしんどいところ。誰か法曹が監修してあげてるんだろうけどもうちょっと本気でやってあげて。。。ファンタジーとしてのリアリティーもない。
主人公の苦悩にはとても共感する。年次が同じくらいなので失敗が重い痛手になることもよくわかる。先輩のプロ意識も大先輩のリーダーシップもよくわかる。俺もプロの端くれだから。でも、読者のそういう属性に頼って読んでいただくんじゃダメだよ。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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