わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • コミュニケーションについて、これほど考えた事はなかった。
    自分は相互理解をする事だけがコミュニケーションだと考えていが、著者は「ダブルバインド」とか「対話と討論の違い」とか「外国語による敬語の違い」などなど自分が普段考えていない視点で話が出てくる。
    最終的には自分がコミュニケーション不足であったと痛感される内容だった。

  • 平田オリザさんの『わかりあえないことから』を読んだ。平野啓一郎さんの分人主義と通底する問題意識が随所に垣間見える。演劇コミュニケーション教育の実践を長年なされてきたからこそ、コミュニケーションへの諦念と希望が実感を持って伝わってきた。

    認知心理学「マクロスリップ」:無駄な動き

    「冗長率」:一つの段落、一つの文章に、どれくらい意味伝達とは関係のない無駄な言葉が含まれているかを、数値で表したものだ。

    若山牧水「いざ行かむ 行きてまだ見ぬ 山を見む このさびしさに 君は耐ふるや」 97%

  • 前半は演技と教育の話しなので、冗長に感じましたが、後半は前半の話の内容が回収されて行き、演劇と現代のコミュニケーションスキルとの結び付きが明らかにされて行きます。私には今までなかった観点だったため、後半から非常に面白く読むことができました。

  • タイトルとは違って、演劇の話。

  • ・日本社会に求められている人材と、国際社会で求められている人材とで、
    「コミュニケーション能力」という観点で、相違がある
    → その背景や、日本社会における特徴について明記してある。
    → 特に、「なぜ日本女性が、昇進していくことで、弊害が起きるのか」が文化の違いを持って理解しやすい

    ・「フィンランドメソッド」
    日本 → 「相手はどう感じたか?」の推測重視
    フィンランド → 「感じ方は、そもそも人それぞれ」
    → 大切なのはその多様な意見を、どのようにまとめていくか。

    ・コミュニケーションは「わかりあえない」ところからスタートしている
    → だから対話が必要

  • 教育という観点に注視しすぎてるかな

  • 教育や演劇の話を通して、コミュニケーションとは何か~を考えていく。具体的な例もたくさんあって、とてもわかり易かった。思わず感心したり、笑ったり、うなずいたりしながら読んだ。

  • 正直あまり期待してなかったのだが、思っていた以上に深い考察で驚いた。演劇をベースに、コミュニケーションのあり方について語る本。単純に、「現代の若者はコミュニケーション能力が足りない」としている本ではないところが良い。アメリカでは、自分が相手に自分が敵意がないことを示すために自分から話しかけるというが、欧米式のコミュニケーションも手放しに賛美していない。むしろ日本式のコミュニケーションはあうんの呼吸だから、より高度であるといえる。コミュニケーションの本質に迫る一冊。

  • 演出家ならではの視点。全体的にとても読みやすく共感できるところが多い。うすうす気づいていたことが頭の中で整理された。コンテクストのずれについては納得。

  • 就活で必要なコミュニケーション能力。でもそれって何?採用される側も,採用する側も、この本を読んでもう一度自問して欲しい。

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プロフィール

1962年東京生まれ。大学在学中に劇団「青年団」結成。戯曲と演出を担当。現在は大阪大学CO・デザインセンター特任教授。戯曲の代表作に『東京ノート』、著書に『演技と演出』『下り坂をそろそろと下る』ほか多数。

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