め組の大吾(1) (少年サンデーコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 勘で救助する消防士の話。


    俺はこの作品があまり好きではない。勘で救助される立場になると非常に怖いからだ。「なぜか助かる」のは救助される人にとってはいいことだが、助ける側にとっては非常に怖い。そこに根拠がないからだ。根拠がないと怖いのはマネができないから。根拠が理屈で説明できると、その理屈をもう一度再構築すれば他の人も同じように行動できる。理屈もなく危険の中に飛び込んでいく人間は味方にいると怖くて仕方ないだろうな。


    大吾はスーパーマンになりたいといっていたが、本当にスーパーマンだよな。努力では絶対に身につかない不思議な力で人を助けてしまう。その力は努力で身につけたわけではなく、なぜか持っていた力。確かにスーパーマンとしかいえない。


    このマンガは曽田正人の他作品と比べて、熱いという点では同じだが、主人公のすごさに理由がないというのが全く違う。作中で多少説明しようとしているが、そこをもっとちゃんと説明してたらもっと印象は違ったかもしれないが。。この作品での反省か、この後の作品はすごさの根拠が分かるようなストーリー展開になっている。

著者プロフィール

 1968年6月18日生、東京都出身。『ドカベン』『サーキットの狼』に影響を受けて、小学校2年よりまんがを描き始める。
 大学中退後、漫画アシスタントを経験後、1990年週刊少年マガジン増刊「マガジンSPECIAL」にて『GET ROCK!』でデビュー。以後、秋田書店、小学館、講談社で人気漫画を連載し続ける。
 代表作は、熱い自転車ロードレースストーリー『シャカキ!』、若き消防士たちの奮闘を描いた『め組の大吾』、バレエに魂をささげた少女の物語『昴』とその続編『MOONー昴 solitude standing』、F1を目指す少年と仲間たちの成長を描く『capeta』。1997年に『め組の大吾』で第42回小学館漫画賞を受賞。2005年に『capeta』で第29回講談社漫画賞を受賞。2012年1月現在、「月刊少年マガジン」で『capeta』連載中!

「2012年 『capeta(28)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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