マルタの鷹 [Kindle]

ダシール・ハメット 宇野利泰

• グーテンベルク２１ (2012年12月19日発売)

感想・レビュー・書評

[ooiebiさんの感想 · 2025年1月12日]

2025年１作目。時代の違いなのか、ちょくちょく行動が破天荒すぎたり無頓着すぎる点が引っかかってしまった。しっかりハードボイルドではあったし、過程はどうあれ最終的に納得できる結末ではあった。

著者プロフィール

1894 年アメリカ生まれ。1961 年没。親はポーランド系の移民で農家。フィラデルフィアとボルチモアで育つ。貧しかったので13 歳ぐらいから職を転々としたあと、とくに有名なピンカートン探偵社につとめ後年の推理作家の基盤を作った。両大戦への軍役、1920 年代の「ブラックマスク」への寄稿から始まる人気作家への道、共産主義に共鳴したことによる服役、後年は過度の飲酒や病気等で創作活動が途絶える。推理小説の世界にハードボイルドスタイルを確立した先駆者にして代表的な作家。『血の収穫』『マルタの鷹』他多数。

「2015年 『チューリップ　ダシール・ハメット中短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」