- Amazon.co.jp ・電子書籍 (368ページ)
感想・レビュー・書評
-
病院の待ち時間に読む用の本にしていたので読み終わるのに一年程かかった。
アニメ映画を観てからの原作だったので、独特の世界観とモチーフが想像し易く読みやすかった。
文章もアオヤマくんの1人語りで進んでおり、少年の素直さ・可笑しさ・理路整然で個性的な人柄が良く分かり好感が持てた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ペンギンハイウェイの映画は観たことないからよくは分からないけれど、
映画バージョンへの酷評の嵐とは印象が違った。
確かにおっぱいがしょっちゅう出てくるけれどそこまで不快なものではなく、アホか、で片付くレベル。
小学生の頃の夏休みが果てしなく長くて永遠に感じたこと、何気ないことがキラキラ光って見えたこと、そんなことを思い出した。
ちょうどウチの娘も4年生、毎日が宝物になればいい。 -
(Amazon Kindle Unlimited にてレンタル)
日々研究で多忙な小学4年生のアオヤマ少年。
あまり子供らしくない彼の、とても子供らしい目線で描かれた世界は、実に生き生きとしていて、キラキラと輝いていて、読んでいて思わずノスタルジックな気分に浸ってしまいました。特に風景描写が美しい。
そして、彼の無自覚な恋心がなんとも切ない。 -
お姉さんのおっぱい、おっぱい、おっぱい。
「おっぱいばかり見ていてはいかんぞ、少年」 -
小学4年生のアオヤマ君。本をたくさん読んで、日記を書いている。好奇心は旺盛なのだ。夜9時には眠る規則正しい少年。
歯医者さんで働いているお姉さんはキレイでが、アオヤマ君には優しい。
お母さんのおっぱいと、お姉さんのおっぱいとはどう違うのか。おねえさんのおっぱいは見飽きないし、触ったら、どんなんだろうと妄想する。物語には、おっぱいという言葉が、繰り返し話される。
「昨日のぼくよりも、今日は賢くなっている」ように心がけている。
歯医者さんのお姉さんが、ペンギンを出現させる瞬間をみる。なぜ。ペンギン?お姉さんに聞いてもよくわからないようだ。そして、ウチダ君とハマモトさんと探検隊を作っている。ウチダ君が、森の中の草原に、海があることを見たとアオヤマ君にいうと、研究テーマをその海に絞る。
海は大きくなったり、小さくなったりするのだ。それはハマモトさんが測定するのだ。ハマモトさんのお父さんは大学の先生。また、その大学の先生は、同じ歯医者にも行って、お姉さんを知っている。クラスには、スズキという暴君がいて、プールでの授業の時に、アオヤマ君のパンツを奪ってしまう。困るようにしているのならと、アオヤマ君は素っ裸で、プールの外に出るのだった。いじめに屈せず、勇気ある少年なのだ。
海の膨張や縮小が、お姉さんの体重に影響していることを発見し、アオヤマ君は仮説を作り出すのだ。それにしても、小学4年生で、仮説思考をしているのがすごい。その海は一体なんなのか?を解明するアオヤマ君。知らなくてもいい真実を知ることで、また一歩前に進むのだ。
空想の世界が、存在し、小学4年生のアオヤマ君が、解明するというのがいいなぁ。子供ながらに夢がある。 -
現実からぶっ飛んでいて、イマイチ感情移入するのが難しかった。最後まで謎が多くて、消化不良。スッキリしないぞ。
-
不思議なお話です。
アオヤマくん一生懸命さが、おかしくて、愛おしい。 -
不思議な小説、すばらしい。お姉さんに会いたい。
-
少年のこまっしゃくれた感じがたまらない。楽しい冒険ファンタジーでした。実写化したら合いそう。