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感想・レビュー・書評
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カヨコがめちゃくちゃかっこいい本巻。タカハシのプロポーズと両親の挨拶を通して、カヨコは本当に結婚したいのか自問自答する。傍目から見ればバカバカしくもうつる彼女の姿は、しかしぼくには素晴らしいものにみえる。
カヨコの馬鹿げた行動に勝るとも劣らないのが、いつも冷静だったフクちゃんの「成田離婚(仮)」である。計画性のなさ、欲望の忠実さはカヨコ以上かもしれない。
彼女たちの行動は、ある意味「空回り」的に見えるし、後先を考えていない行動であることに依存はない。だが、同時に彼女たちは主体性が立っている。
彼女たちは彼女たちの責任で、やりたいこととそうでないことを峻別し、実際に行動に移している。そこに関してはむしろストイックなまでに妥協することがない。
彼女たちの姿は現代から見えればあまりにかっこよい。
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