督促ＯＬ　修行日記 [Kindle]

著者 : 榎本まみ

• 文藝春秋 (2012年9月25日発売)

感想・レビュー・書評

[rakutaさんの感想 · 2014年7月26日]

読んでみたいけど、ちょっと値段が高いなあと思ったことがある。電子書籍になって、しかもアマゾンの日替わりセールで安くなっていたので購入。本書とは関係ないが、本も値段は大事だと思う。再販制度による定価販売が当然という意見もあろうが、値段が下がれば買ってみようと思う人が出てきて、どの本であっても需要は増えるのではなかろうか。
それはともかく、本書は、カード会社で返済が少し滞っている人に督促する仕事の経験談。クレジットもキャッシングもある。苦労話が多いが、その中での著者の気付きや、人との交渉ごとに使えるノウハウの紹介なども多く載っていて、面白い。理論よりも現場で鍛えられたエッセンスだが、著者は勉強家らしく、理論についても色々な研究結果を紹介してくれていて、中々含蓄がある。頑張れ、督促OL。

[hiroko1965211さんの感想 · 2014年4月10日]

過酷な状況でも光を見出す著者を尊敬した。

著者プロフィール

新卒で信販会社に入社し、配属された支払延滞顧客への督促を行う
コールセンターの日常を4コマで描いたブログ「督促OLの回収
4コマブログ」がアメーバブログの4コマランキング1位を獲得。
2012年文藝春秋より『督促OL修行日記』にてデビュー、シリーズ
累計17万部を突破。その後もコールセンターで働きながら執筆活動
を行っており、弁護士の大貫憲介氏と共にモラハラ夫たちの実態を
描いた4コマ漫画「モラ夫バスター」をSNS上で発信、多くの共感
を呼び話題になる。その他、WEBニュースや雑誌などでコラムや
漫画の連載も行っている。

「2021年 『モラニゲ』 で使われていた紹介文から引用しています。」