SOSの猿 (中公文庫) [Kindle]

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 93
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (420ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 面白くない。今まで読んだ伊坂幸太郎の中で一番つまらないかも。最初の6割は話がどこに向かっていくのか、何の話をしているのかつかみどころがない感じで、なかなか読み進められなかった。最後まで読まなくていっかと思っていたけど、作品中の株誤発注事件の元ネタ(ジェイコム株誤発注)のニュースを見て、やっと興味が湧いてきて残りを読んだ。結局、株の事件の話は特に発展しなかったからあまり意味なかったけど。後半を少しすぎてやっと話がつながってきて、ちょっと遅すぎだと思った。漫画とのコラボ(?)だから実験的な位置付けなのかな。

  • 伊坂幸太郎は好きな作家なんだけど、いつもより・・・
    引き込まれなかったなあ

  • 素晴らしかった。と言いたいけど、自分はほんとに理解しきっているでしょうか。もう一度時間おいて読んでみよう。見落としてる素晴らしさがある気がしてならないです。

  • 株の誤発注事件を追う"猿の話"と引きこもりの少年を悪魔払いで治そうとする"私の話"が並行し、2つの話を孫悟空が行き来する。発想の面白さは感じるが物語としての面白さは、他の代表作品と比較して見劣りする。

  • 内容から構成から何からの印象として、パズルのピース集めだった。パチパチとピースを組み合わせていくわけだが、各ピースはゴムのような素材でできており、無理矢理組み合わせればなんとかなってしまう、だから本当に正解なのか確信が持てない。最終的にできあがったパズルは3次元だったように思う。まあ、最後まで読むと細かいことなどほとんど気にならなくなり、できあがった3次元の歪な軟体パズルにとりあえず納得してページを閉じる、そんな感じだったでしょうか。

    SARUというもう一つのピースも集めてみようと思います。

  •  久々の伊坂幸太郎。読んでみればまごうことなき伊坂調。ほんとにこの人の文体は特徴がある。これだけ読んでいると懐かしいというか安心するというか、もう掛け合いの心地よさが身に染み付いている。ので、大ハズレはない。だけど初期の作品群のような大当たりもまた少なくなったような気もする。作風が変化したとはよく言われることだからそのせいなのかも。
     私こと遠藤二郎が知り合いの引きこもり少年を悪魔祓いで治そうとする話と、システムエンジニア五十嵐真が証券会社の誤発注の原因究明に当たる話が交互に綴られる。一見関係ない話が実は最後につながっていたというのはよくあるつくりだが、そこになぜか孫悟空が登場してたちまちファンタジックな展開になる。そんな中で、SOSが聞こえたらどんなときでも助けるとか、暴力はどんな場合でも悪か、というような命題が突きつけられるところに、作風転換後の伊坂の志向性があらわれている。それはそれで悪くないとぼくは思う。
     そして、なんとなく平和裡にすべて片付いたような、結局は何にも解決していないような、特にオチのないエンディング。ミステリではなくこういう作品なのだから、期待していると裏切られた気になるのだろう。主人公たちはいうまでもなく、辺見のお姉さんとか二郎の母親とかのバイプレーヤーたちまでが、伊坂幸太郎の掌の上で魅力的な会話や行動を繰り広げるところだけで、ファンとしては満ち足りてしまうんだけど、それだけでは弱いかな。

  • 辺見のお姉さんは,私よりも一回り年上で,子供の頃には憧れの異性の代表だった.(冒頭の一文)

    なぜ猿なのか,疑問がずっとつきまとうが,複数のストーリーが絡み合う描写は伊坂作品ならでは.

  • 周りの評価はイマイチなようですが、自分にとっては伊坂さんらしさあるテイストで好きな作品でした。
    読みやすくてあっという間に読み終えてしまいました。
    相変わらず役に立つ言葉も多く、読んだ後の満足感が高かったです。
    好き嫌いが分かれるのかも知れません。

  • あんまり伊坂感はしなかったけど、読後感は悪くない。
    が、別にそんなにオススメではないかなー。ギャングシリーズとか他の作品の方が普通に面白いと思う。

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プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業後、SEとして働くきながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。
2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。
上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されてきている。

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