黄金を抱いて翔べ コレクターズ・エディション(2枚組)(初回限定版) [Blu-ray]

監督 : 井筒和幸 
出演 : 妻夫木聡  浅野忠信  桐谷健太  溝端淳平  チャンミン 
  • エイベックス・ピクチャーズ (2013年4月2日発売)
3.65
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953032651

感想・レビュー・書評

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  • 今気付いたけど、恐らく私は脳内にち〇こ生やしてるガチホモ脳なんだろうけど、それっぽい臭いあるな、とは無論解っているが、ホモの私がゲイ文学を読んでいると言う読み方じゃない方で読まないとな、と視点をフラットにして読んだんだろうな、『黄金を~』。本読む時、「男脳」使ってんのかもなぁ、だから「やおい力」ないんかもね。それを踏まえた上で見た。
    見終わった直後に思ったのは、男性が原作小説を読むとああいう解釈をするんだろうな、と言う映画だった。女子が読むと同性愛的な人間関係の方に悶えまくる要素てんこ盛りなんだが、それを重要視しなくても十二分に犯罪者ドラマとして面白いんだな、と。映画と小説は別物とまでは思わんが、特にブッキーの幸田は見る前は未知数と言うか正直あんま期待してなかったんだが、あの声!!喋り方!!声がいいのは前から知っていたが、喋り方と言うか声の出し方と言うか、あれがもう、一言目ですーっと頭に入って(幸田が喋っとる)と思ってしまった。ブッキーはイケメン過ぎて幸田とは違うだろ、むしろ真逆だろ、くらいに思っていたから、それはそれは衝撃だった。幸田も合田雄一郎も、何と言うか、醤油顔過ぎてイケメンなのに気付いて貰えない、そう言う顔の印象が強かったんだよね。端正なんだけど派手(目が大きいなど)じゃないので印象薄くなる。北川もは逆にばた臭い顔、と言うか、主張の強い顔、と言うか。浅野さんはイケメンだけど、どっちかと言うと派手な種類のイケメンじゃなくて、あくまでもしっとりしたイケメンと言うか、その部分で北川と違うなぁ、と思ったけど、太い首と二の腕と腕の毛で、北川らしいわぁ、ってなったし。小説の印象とさほどぶれなかったのが溝端くんの春樹で、文庫の原作とは違う部分が一番大きな役だったけど、あの(なんか不安げに顔の中心に意識が集まってる表情)ってのがもう…タマランかった。大きなお目々がいかんなく発揮されていた。野田とモモはまだ消化しきれてないが、東方神紀に興味がない私にとってチャンミンがキャスティングされている、と言う事に全く意味はない。個人的にあまり好きな種類の顔ではない、と言う事は揺るがなかった。あと、やはりあの教会での場面でモモの目が開いてなかったこと、あそこで映画の中のモモは私にとってはどうでも良くなってしまった。ジイちゃんは…原作の印象の「堅さ」とはほど遠かったなぁ、なんつーか、所帯じみ過ぎてて、個人的にはもうちょっと肉体がぎすぎすしている、痩せた印象の俳優さんをキャスティングして欲しかった。野田が道化師的な役回りやってるよね、野田だけ一人関西弁べったべたなとこも関係してるけど。これがかなりのスパイスになってる気がする。
    この映画、原作読んだ上で見る女子が、映画観てから初めて原作を読む男子を夢想してむふふな気持ちになる映画でもある。同性愛的な描写がほぼ必要無しと作られている映画の原作のあの匂い立つ物を読み取った時、男子がどう感じるかは興味深い。ミシンかけてるモモの頭を撫でた幸田の場面なんて、気にも止めてないだろ、男子(笑)。人嫌いと言うよりは人間を見て来なかった幸田だからねぇ、恐らく記号として敵か味方か、みたいな方法で人をより分けてたんじゃなかろうか、と。それが北川には「神秘的」に見えてたんだろうなぁ…とか言う部分は解っていると二人の関係がより解るし。
    一つだけ大いなる不満がある、それはモモの目に焦点を当ててくれてなかったこと。あと、銃創を負って苦しかったと言う事は解る、解るが、原作読んでた時、あの下りは無音に近いんだよ…あんなに苦しそうな息遣いは必要だったのか…モルヒネ打ってたと言う部分を重要視してBGM音だけでよかったなぁ…苦痛さえも感じる事のない幸田の心理的な風景、と言う表現の方が良かったように思う。
    原作にある同性愛要素を井筒監督はどう言う解釈で外したんだろうなぁ。物理的な表現として、外したんだと思うんだが。個人的には、どちらかと言うと映画のあの感じに近い感じで原作を読んでいたので、同性愛的な要素がすかんと抜けてても違和感わかんかったと言うか。
    たこ焼き屋あるで、って言ってあげるとことか北川っぽさを一言で出してるよな。映画の尺で原作のすべてを表現するのは所詮無理だが、こう言う一個入れてる、みたいなとこがあって、人物描写を抜かしたくないんだな、って製作者側の気持ちが伝わる。
    幸田と言う「人間のいない土地にいきたい」なんて言っている難しい人物を、妻夫木くんがテンパって幸田になりきろうと肩意地を全く張ってない、ってとこなんです!!役に入り過ぎて浮く感じあるじゃないですか、自分の演技の酔ってる、みたいな…それが全くみじんも感じない!!それを堪能する映画だ。最初の、北川が用意した部屋に入って窓から外を見る目の動き、あそこで、あー、ブッキー幸田になってんな、から、蠅がたかってやがる、の台詞一つでお釣りがくる感じだ。喜怒哀楽の振り幅が少ない幸田をよくぞここまで…
    超個人的に深読み出来る部分を羅列すると、まず春樹の溝端くん。春樹のおぼつかなさと言うか、新米っぽい感じと言うか、北川の春樹ーっ!!弟なんです!!で(愛されてんなぁ、弟…)とかもう色々重なって…顔面から血出して放心気味なあの顔、自分たちが招いた惨状を壁にもたれて少し見てる時の顔!表情ないのに、目がなんかおねだりしてる感じ?足りない、って訴えてる感じ?ナイフ捨てた、って幸田言ってるけど、ナイフってよく男性のシンボルの象徴って言われてるでしょ、先日見た海外ドラマの犯人の心理にも、シンボルの代わりにナイフを突きたてる、って描写があったし。春樹、幸田にシンボル捨てられた、ってわけかとか、幸田からの「ナイフじゃなくお前自身の物を使え」って振りなのか、「お前のナイフは使わせない、俺のを使う」って意味なのか妄想が広がる余地のあるあの顔…春樹のナイフでのリスカは自慰行為って取れなくもない。自慰しかしたことない、って言う…見た時は凄く唐突に感じたんですが、公開してるのも解らんくらいに春樹の精神年齢が未熟なんだな、と取れますよねぇ…周囲が引いてるやん、と言う(笑)。唾吐くとこも、無理くり突っ込んだ相手のものを吐きかけてる様にしか見えん…モ「日本の映画より面白い」春「日本のが面白いよ」 これはまんまと幸田とデキてしまったモモへの対抗意識の表れか、この辺は原作読んでないと楽しめない。
    椿屋の『嵐が丘』流しながらあの教会の場面見たい…音消せるし。原作再読してから見てよかった。読んでないと解り難い部分もあったが、読んでから見ても、細かい部分で不足な所はあるが、妻夫木くん見ていると幸田と言う男がそこにいる、と言う感覚を味あわせて貰える、と言う素晴らしい映画だった。

  • 関西を舞台にしないと話にならない。

    西は外国。

  • 男臭い、ハードボイルドな作品

  • リアリティがあって役者がとても格好良くてとても面白かった。妻夫木聡がとてもいい味出してた。

  • 日本でもちゃんとした「チームで強奪ムービー」が観れたのは、さすが井筒監督。綿密に計画&準備する→途中で意図しないアクシデント発生→みんなでリカバー&意外な人物登場みたいな一連の流れでドキドキさせるストーリーは好きです。

  • 2012年 日本

  • 映画館で2回観て、圧倒された。自宅でもまたゆっくり観たい。

  • おもしろかったです。捨てるとこがないのも人生です!

  • 高村薫が原作なのか。周到に立てられた計画を遂行していく話ではなく、計画がトラブルで破綻していく話でもなく、ご都合的に感じられるところもあるものの、俳優陣の演技は良かった。準備段階に詰め込みすぎに感じられたが、原作からこうなのかな?

  • 【2012.11】

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