ルビー・スパークス [DVD]

監督 : ジョナサン・デイトン 
出演 : ポール・ダノ  ゾーイ・カザン  アネット・ベニング  アントニオ・バンデラス 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2013年4月24日発売)
3.71
  • (37)
  • (115)
  • (79)
  • (12)
  • (2)
本棚登録 : 567
レビュー : 75
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142946225

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 自分で書いた(タイプした)事が現実に…何てめちゃくちゃ良いじゃん!なんて思うけど、これを観ると考えてしまう。
    でもやっぱり羨ましいなぁとは思う。
    この感情の裏にあるのは自分勝手って事だよね。
    ちなみにこのヒロインが脚本、製作総指揮を主人公とヒロインが務めている。
    更にこの二人はリアルカップル。
    っていう前知識を先に知っておいたらもっと楽しめたかも…。

    “天才作家として華々しくデビューしながら、その後、極度のスランプに陥っていたカルヴィン。低迷期を抜けるため、理想の女の子"ルビー・スパークス"を主人公にした小説を書き始めた彼の前に、ふいにあらわれたのは現実のルビーだった! タイプライターを叩いて、思い通りの女の子を作り上げるカルヴィンと、彼の手でますます魅力的になっていくルビー。これ以上無いくらい幸せな日々を過ごす二人だったが、ある日ルビーに異変が起こり―。”

  • カルヴィンは若い頃にデビュー作が大ヒットした作家だが、その後は作品が書けておらず一発屋になりつつある。親しい友人もおらず、自分の相手をしてくれるのは兄のハリーと飼い犬スコッティくらい。
    そんな中、夢に出てきた少女を主人公に小説を書き始めたところ、突然その少女ルビーが実体化してカルヴィンの前に現れる…。

    なんというか、青春真っ盛りのオシャレ映画っていう外見(私の中では「(500)日のサマー」と同系統に置かれていた)に釣られて観ると、少し痛い目に遭うかもしれない。

    ストーリーは「マイフェアレディ」や「プリティ・ウーマン」にも見られる「ピグマリオン」的物語(自分好みの女の子作っちゃった!⇒だけど彼女にも自我があった…⇒思い通りにはならないけどやっぱり好き)の一種だけど、通常これらの物語は一度ヒロインが自我を持つと「創造主=男性主人公」には強引な介入ができなくなるのに対して、この映画におけるカルヴィンは創造主としての絶対性を維持し、いつでも彼の都合の良いようにルビーを書き換えることができる。
    なので、普通だったら男性主人公がヒロインの心を取り戻そうと躍起になるシーンはロマンチックになるはずなのだが、カルヴィンがルビーを取り戻そうとあれこれ策をめぐらすシーンは、不快を通り越してホラーにさえ見えてくる(←念のため書くけど、これ褒め表現です)。

    古今東西でロマンチックな仮面を被ってきたこの物語典型は、実はこんなに浅ましい行為なんだよ、っていう作り手の諭す視線を感じるような映画だった。
    それだけに最後に見つめ合う二人は、「マイフェアレディ」のヒギンズ教授とイライザに勝るとも劣らず、今度こそうまくいってほしいと思わせるエンディング。

    とことんダメな主人公カルヴィンに対して、兄のハリーはとても地についたキャラクターだった。カルヴィンの描くルビーを「これは“人間”ではなく“女の子”だ」と表現していて、これは巧いなぁと思った。

  • オクテな作家が夢に出てきた理想の女の子を作品に書き始めると、突然彼女が現実になって…というファンタジー。
    予告編見た感じ、おとぎ話的なロマンティックコメディの展開を予想していたが、結構人間臭い青春ドラマ的な一面もあった。

    主人公のカルヴィンは気難しい青年。スマホをいじくりながらも作品は昔ながらのタイプライターで書くといった面や、新しい恋人ができた母の変わり様を嘆き、母の恋人をうざったく感じていたシーンなどから堅物さがうかがえる。また、彼女と別れてからも会う人間は兄貴とその家族のみで、積極的に人と関わらない姿勢を見る限り、自分の理想以外は必要ないといった感じだろう。

    そんなカルヴィンの前に、創作していた理想の彼女が降ってくる。
    何をするにしても自分の理想。しかしそんな楽しい毎日も変化が訪れる。
    だんだんルビーとの関係が上手くいかなくなっていく。上手くいくようにルビーをまた自分の理想へと“書き換える”。しかしまた上手くいかなくなる…の繰り返し。

    狂気の沙汰。あまりに“書き換える”うちに自分の理想が分からなくなって暴発したシーンがあのシーンだろう。

    結局、理想は単なる理想なのであって、必ずしも現実になることが幸せとは限らないってとこ。何かしらのギャップがあって当然。また、自分のものさしで相手を測ったり、相手を無理やりに枠に押し込むことは独りよがりであって恋愛ではない。
    こんな感じの印象を受けた。

  • もっとかわいい女優いなかったの?と思うわけですが、脚本書いてるのが本人なんだから仕方ないよなぁ。

    小説に書いた少女が実体化するという夢のような話ですが、「だから何?」という感じで、共感できるものはなかったです。もっとかわいい女優だったら話は別だったかもしれませんが(しつこい)

  • 折角のハッピーエンドなので、この際……私としては、、元彼女のライラさんとちゃん落ち着いてと話せることが、今後あればさらに良いなぁ。と思います。

  • とにかくルビーがすごく可愛い。性格も服装も。話は結構王道展開だけど、それがまたハマってた。ラストにも希望があってハッピーエンドが好きならオススメできる。

  • キャラクターの設定や作品の雰囲気はありがちな感じはするけど、すごく好きな作品。空想が現実化するのはロマンチックではありつつも、恋人の感情を自分の思い通りに出来ても、自分の幸せに繋がっていかないのは切ないし、他人との関係性としても考えさせられた。

  • (500)日のサマーが好きで、若くてキラキラしたラブストーリーだと思って観てたらちょっと違って、おおいに驚いた。

    いくつかレビューをみると絶賛されてたりもするクライマックスのシーン。
    そこがホラー映画のようにこわくてこわくて…一応救いのあるラストにはなるんだけど、クライマックスシーンが衝撃的すぎて「…え?(放心)」という状態に。

    「他人が思い通りに行動してくれればいいのにな」というたぶんたくさんの人が思うことを実現すると、こういうことになるかもしれないよという映画なのかな。

    思い通りになった結果がこれなら全然良くないじゃないか、と思う一方「じゃあどう行動してくれたら満足なの?」と考え始めるともはや訳が分からなくなり、結局「そのままでうまく付き合っていく、だめなら離れる」っていうシンプルな結末に至ったわ。

    映画自体は背景が美しくかわいく、くるくる変わるルビーのファッションが楽しい。

    カルヴィンの両親の家がまた素敵だ。
    自由人のお父さんと、そのお父さんと過ごすお母さんのしあわせそうな表情が素敵。前夫を亡くして再婚し、環境も自分自身も変わったけど、それもまたしあわせなんだというケース。つまりはカルヴィンと逆パターンなのだな。

    観終わってから何度か思いを巡らせてしまう、後をひく映画なことはたしか。

  • われわれは気まぐれな女の子とギークの恋模様がだいすきなわけですが、JGLが自分が映画撮ることになったらスカヨハといちゃいちゃする筋肉バカを演じた時点でわれわれの幻想は抹消す…と思ったの。でも?でも!?え!ルビーとカルヴィンは実生活でも恋人同士で自らこの映画を撮った???尊い…
    恋模様が(500)日のよりはっきりしてたのもすきだったよ

  • 映画だけど、最後の最後まで小説みたい。
    良くも悪くも。
    そういう小説らしさに最後は驚かされました。

全75件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

外部サイトの商品情報・レビュー

ルビー・スパークス [DVD]を本棚に登録しているひと

ツイートする