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- / ISBN・EAN: 4988135982728
感想・レビュー・書評
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ガス(クリント・イーストウッド)はメジャーリーグ最高のスカウトマンだが、PCもメールも使わず、データ野球全盛の時代に不要だという球団幹部もおり、その契約はあと3か月と迫っていた。
次のドラフトが彼の人生を決める事になるが、視力も衰えていた。
そんな彼の窮状を救ったのは一人娘のミッキー(エイミー・アダムス)。2人はドラフトの目玉である天才スラッガーの元へ向かう。
クリント・イーストウッドの4年ぶりの主演作となるハートウォーミング・ストーリー。年老いたメジャーリーグのスカウトマンと、わだかまりを感じつつも父親の最後の旅に同行することになったひとり娘との絆を描く。娘役を演じるのは、アカデミー賞で3度のノミネート歴があるエイミー・アダムス。
82歳のクリント・イーストウッドだからこそ、自分の仕事に誇りを持つ口下手な頑固親父なスカウトマンが似合っています。少しずつ娘との距離を仕事や旅を通じて縮めていく姿を丁寧に描いていて、心が温かくなります。親子で見るとより絆が深まると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実は、クリント・イーストウッド出演作品を鑑賞したのは、これが初めてかもしれないという一本。
スカウトを生業としてきた父親と弁護士に成長した娘が、反発しあいながらも互いを思いやり、父親の仕事(野球)を介し、共に過ごすことで言葉に出来なかった思いをぶつけ、伝えきれなかった愛情で空白の絆を埋めるお話。
公開時期的に、つい『マネーボール』と比較してしまいそうになるが、どちらの作品も伝えているのは、自らの信ずる道を歩み、信念を貫き通すことは度し難いということ。
多少、安易な新旧対決の描写に辟易しそうになるが、敬愛的な懐古描写に和やかな気持ちになる一作。
個人的には、エイミー・アダムスに心惹かれた作品。 -
これぞ幻想という気が。
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trouble with the curve
頑固おやじと頑固むすめ。
お互い仕事第一で、人に自分を見せるのが苦手。
老いへの恐怖。
走り続けないと他の人に仕事を取られる事への恐怖。
ぶつかり合って、でもお互いを心配し合って、言葉が足りないせいで傷つけてしまう。
その氷がだんだん溶けていく様子がキレイで優しかった。 -
父娘物に弱いので問答無用でダダ泣き
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含蓄のある題名
【内容】
大リーグのスカウトマン・ガスは、視力の衰えにより引退を目前にしていた。一方、娘のミッキーは弁護士として大きな仕事を目前にしていたが、父のスカウトに同行することを決意した。
【感想】
伏線の回収が遅すぎてびっくりしました。
予想では、もっと前にカレを発見してサクセス!だったのですが、そのタイミングですか。。
あまりに敵役が無脳すぎるのが最大の難点です。
つまらなくはないが、面白くもない。
原題は「Trouble with the Curve」。
人生の「曲がり角」でのトラブルってことや、「カーブが打てない問題」って意味もかかっているのか。
あと、Curveには「ごまかし、ペテン」って意味もあるので、そこもかかっているのです。深いな原題。
まぁ邦題は、劇中の印象的なセリフを使っているので合格でしょう。
イーストウッドとしては、自身監督作品以外では、1993年の『ザ・シークレット・サービス』以来の出演です。
監督のロバート・ロレンツは、2002年度『ブラッド・ワーク』以降の全イーストウッド監督作品でプロデューサーなどでクレジットされているので、縁故採用ですね。 -
こういう御都合映画は結構好き。
不器用な人達がだんだんとわだかまりが解けて、最後はめでたしめでたし。いじわるなやつらめざまあみろフフーン。
でも最後のあいつだけは、お前なあ!!と思いました。
お墓参りのシーンが一番よかったな。
君は僕の日だまり。こんなに愛してる――― -
父娘とはこうも不器用で、こうも最強。
キャスティングが良かった。
原題はひねりが効いてるのに、またしても邦題で損してる。
you are my sunshine. my only sunshine. -
【2012年 映画館鑑賞】
年老いた野球スカウトマン役のクリントイーストウッドの演技が素晴らしいの一言です。
本音を話す場面が2回あるのですが、どちらも感動して泣けました・・・
(T_T)
エンドロールの音楽も余韻に浸れる心地よいテンポで良かったです♪