トクヴィル 平等と不平等の理論家 (講談社選書メチエ) [Kindle]

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  • 「アメリカのデモクラシー」は、よくわからずに挫折してしまったが、この本を通して、トクヴィルの思想の「見通し」を得ることが出来た(と思う)。

    はじめににある、「カールマルクスが階級闘争を軸に歴史の展開を読み解き、マックスウェーバーが「合理化」という概念を用いて近代という時代を説明したように、トクヴィルは「デモクラシー」によって、歴史の変化を意味づけ、近代社会の特質を描き出している。」「その際、トクヴィルは「デモクラシー」の中心に「諸条件の平等」を見いだした。」という、「グランドセオリー」的な捉え方はありがたいと。

    民主主義の欠点ばかり目につくが、歴史の必然として、目を背けるのではなく、どうすれば民主主義そのものの中で、よりよいかたちにするには、どうそればよいかという考え方にも刺激を受ける。

    ネット衆愚社会をどう乗り越えるか。今こそ、また、グランドセオリーが求められる。


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著者プロフィール

宇野重規(うの しげき)
1967年、東京都生まれの研究者。東京大学社会科学研究所教授。専門は政治思想史、政治哲学。
1991年東京大学法学部卒業。1996年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。著書に、『デモクラシーを生きる―─トクヴィルにおける政治の再発見』(創文社、1998年)、『政治哲学へ―─現代フランスとの対話』(東京大学出版会、2004年)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(講談社選書メチエ、2007年)、『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波 新書、2010年)、『民主主義のつくり方』(筑摩選書、2013年)、『西洋政治思想史』(有斐閣、2013年)、『政治哲学的考察―─リベラルとソーシャルの間』(岩波書店、2016年)、『保守主義とは何か―─反フランス革命から現代日本まで』(中公新書、2016年)ほか。
近刊に、『未来をはじめる』(東京大学出版会、2018年)。

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