統計学が最強の学問である [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 統計学が現代社会において、これほど深く関わっているとは知らなかった。目から鱗という内容の本であった。
    統計学自体は目立たない学問だと思う。医学の分野や国の政策決定において、陰ながら、意思決定における重要な理論的裏付けのひとつとなっているのだろう。私達はそうして得られた成果を享受し、気に入らなければ呑気に批判するだけだから、お気楽なものである。Googleが統計的手法を最大限駆使して、今の地位を築いたのも納得できる。
    著者は東大医学部卒ということでバリバリの理系だ。明快な理論を駆使した分かりやすい文章に好感を持てたし、勉強になった。

    それにしても、本書の読書を通して、自分の理系的センス(能力?)のなさを再認識した。数学的な部分の理解は放棄して、結果だけを読み進めてしまう。最近は数学的な思考を最初から頭が拒否してしまうようだ。いまだに、理系クラスに進みながら数学や物理が苦手だった高校生時代のトラウマが消えない。数学の勉強をしていないのに試験が迫ってきて、困ったどうしようと慌てる夢をいまだに見ることがあるのだ。

  • 統計学がどう役立つのかが書いてある本。

    良いサンプリングができれば、ビックデータをそのまま分析する必要はないというのも当たり前だけど、いまのビックデータブームで認識しておくべきことだと改めて思う。
    (大量のリアルデータを即時にそのまま処理することに全く意味がないとは思いませんが・・・)

  • 統計学の基礎知識と言うより、その前提としてどういう歴史背景で統計学が生まれ、そして現在の社会でどのように活用されているかを概観した本。

  • 帯通り、現在使われている統計について分野横断的に説明されている。
    回帰分析の分類(カイ二乗やロジスティック回帰)やランダム化・疫学的手法など最低限の統計リテラシーの拾得に力がそそがれている。
    また、生物学、計量経済学、社会科学、データサイエンティスそれぞれがどのような観点で統計を利用しているのかが具体的に説明されているのが素晴らしい。最後に頻度論者とベイズ論者の話まで言及されていて本当に幅広い。
    まずはこの本で統計学の巨視感をつかみ、使い方に応じて次のステップの専門書を読むスタンスでよいのではないか。(主成分分析や最尤法には触れられていないが)

著者プロフィール

1981年、兵庫県生まれ。統計家。東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野助教、大学病院医療情報ネットワーク研究センター副センター長、ダナファーバー/ハーバードがん研究センター客員研究員を経て、2014年11月に株式会社データビークル創業。自身のノウハウを活かしたデータ分析支援ツール「Data Diver」などの開発・販売と、官民のデータ活用プロジェクト支援に従事。著書に『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社)、『1億人のための統計解析』(日経BP社)など。

「2017年 『ベストセラーコード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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