永遠の詩02 茨木のり子 [Kindle]

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  • 自分の感受性くらい

    ぱさぱさに乾いてゆく心を
    ひとのせいにはするな
    みずから水やりを怠っておいて

    気難しくなってきたのを
    友人のせいにはするな
    しなやかさを失ったのはどちらなのか

    苛立つのを
    近親のせいにはするな
    なにもかも下手だったのはわたくし

    初心消えかかるのを
    暮らしのせいにはするな
    そもそもが ひよわな志しにすぎなかった


    駄目なことの一切を
    時代のせいにはするな
    わずかに光る尊厳の放棄

    自分の感受性くらい
    自分で守れ
    ばかものよ


    最近の、わたしの戒めです。

  • のり子さんの詩は
    背筋と気持ちをシャンとしてくれる警策であり、
    人生のモノサシだ。

    ありがとう、いい薬です。

  • Fbのコミュニティで紹介されていた一冊を読んでみました。詩は正直なところあまり読む習慣はないのですが、「自分の感受性くらい」は好きな詩の一つです。ピシッと茨木さんから気合を入れられるような詩に交じって、青春を送った戦争時代のことや、亡き夫とのことを描いた詩など多彩な内容です。どれも言葉に力があって活き活きとしているのが印象的でした。

  • しびれました。こういう気丈な女の人、大好きです。「凛としている」と解説にもありましたが、その通りですね。あざやかな閃光のような詩集です。

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著者プロフィール

作詩:詩人。大阪生まれ。1953年、川崎洋と同人誌『櫂』を創刊。戦後の現代詩をリードする。代表作「わたしが一番きれいだったとき」の他、詩集『対話』『見えない配達夫』『鎮魂歌』など。


「2017年 『女声合唱組曲 歳月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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