注意:過激な内容を含みます。
これを記すこと自体、賛否両論があると思いますが、私は自分自身が忘れない為に敢えて残そうと思います。
過日読み終えた「セックスボランティア」(河合香織著)の発展系のような本書。
正直に言えば、本棚に登録すべきかを悩みました。
ただ、だからこそ登録すべきだと思い、今これを記しています。
多くの日本人がオープンに語ることを恥ずかしいと思うテーマ「性」。
東大を卒業した著者は障害者の為の射精介助を行うNPO法人「ホワイトハンズ」を起業します。
「セックスボランティア」で気づかされた障害者と「性」の問題。
人としての当然の欲求であり、それは健常者にのみ与えられた特権であるはずがない。
では、自ら射精を行えない障害者の方はどうすれば?
障害者にはそもそも性欲すら存在しないのか?
そんなはずはありません。
著者が立ち上げた「ホワイトハンズ」の理念、これってすごく真っ当で、正しいと思います。
自分自身に何ができるのか?
きっと何も出来ないと思います。
だからこそ、自分自身が忘れないためにこれを記します。
ニッポンの性と生を変える!
東京大学文学部在学中に、上野千鶴子ゼミに所属した著者・坂爪真吾氏は、新宿・歌舞伎町などで性風俗産業に関わる人々を取材。関わった人すべてを不幸にする風俗業界の惨状と問題点を明らかにした研究論文「機械仕掛けの『歌舞伎町の女王』」を発表した。
大学を卒業後、誰もが安全な性サービスを受けられるインフラ作り――新しい「性の公共」を求めて、障害者への射精介助を行なう非営利組織「ホワイトハンズ」を起業する。物議を醸した「処女童貞卒業合宿」などをめぐって警察や行政と激しいバトルを繰り広げながら、それでもなお精力的に活動を続ける理由とは何か――。
現在、全国18都道府県でケアサービスを提供している1981年生まれの著者が、その尋常ならざる情熱を初めて綴った奮闘記。
内容(「BOOK」データベースより)
東京大学在学中に、上野千鶴子ゼミに所属した著者は、性風俗産業に関わる人々を取材し、その問題点に気づく。大学を卒業後、誰もが安全な性サービスを受けられるインフラ作り―新しい「性の公共」を求めて、障害者への射精介助を行なう非営利組織「ホワイトハンズ」を起業する。物議を醸した「処女童貞卒業合宿」などをめぐって警察や行政と激しいバトルを繰り広げながら、それでもなお精力的に活動を続ける理由とは―。その尋常ならざる情熱を初めて綴る奮闘記。 --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
坂爪/真吾
1981年新潟県生まれ。東京大学文学部在学中に、性風俗産業の研究を行なう過程で、「関わった人全員が、もれなく不幸になる」性風俗産業の問題を知る。同大卒業後、性に関するサービスを、「関わった人全員が、もれなく幸せになる」ものにするために起業。2008年、「障害者の性」問題を解決するための非営利組織・ホワイトハンズを設立した。現在は全国18都道府県でケアサービスを提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。