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- / ISBN・EAN: 4547403017113
感想・レビュー・書評
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★★★★
「人参は愛してしかるべきだ」
だと思ってたら「人参」じゃなくて「隣人」だった。
歌詞カード見て初めて気がついた。(内容的には「人参」もありだと思うけど。人参食べなきゃ駄目でしょ、っていうお母さん多いから)
amazarashiのCDは歌詞カードと首っ引きで聴くことが特に聴き始めには多いけれど、今作は歌詞カードを開くまでに一週間ほど間があった。
第一印象はあまり良くない、というか少し肩すかしな感じだった。
悪くないけど今に至るもヘビロテ中の『千年幸福論』や『ラブソング』に比べてこれって曲がないかなという印象だったのだけれど、2回、3回と聴くにつれて評価が変わっていった。
これは意外といい曲ぞろいかもしれないぞ。
初めて買ったamazarashiのCDは『ラブソング』で、そのインパクトは岡本喜八監督の映画『ジャズ大名』を初めて観たときに匹敵するものがあった。
両者とも、ジャンルも質も全然違うけど、共通しているのは直後に溜息と一緒に笑みが漏れてしまったことだ。
すごく幸せな出会いができたな、と。
そういう出会いは一度きりのもので絶対化しちゃうから二度目三度目で同じ衝撃があるわけはないんだけど、続けて聴き続けているとそれとは違う、もっとしみじみした心地よさに出会うこともある。
それが今作だと思う。
これまでに比べて、攻撃的な言辞が減って比較的穏健なものが増えたようにも思うが、それが心境の変化によるものなのか、単にアルバムのコンセプトによるものなのかはわからない。
少しずつ質的に変化してきていることに対して肯定的なファンとそうでないファンがいる。
求めるものは各人それぞれだから賛否があるのはむしろ健全なことだと思うけど、どう変化しようと言葉の冴えだけは曇らせないでほしい。
この願いは全てのファンが感じていることだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1.風に流離い
間奏。じわじわと先太る。
2.ジュブナイル
AB繋ぎ。構成。Cメロ。
3.春待ち
導入。2ブロック目。
4.性善説
上手。
サビと結びと。
5.ミサイル
纏まっている。イントロB2Cピアノアウトロ。
ミサイルの様だった。
6.僕は盗む
私も盗みたい。
7.パーフェクトライフ -
前回がちょっと残念な感じだったのが、今回はいいんじゃないですかコレ。全曲通していい感じです。全部がバラバラで、全部が繋がっている感じ…ああ、これこれ、私が好きな彼らがめいっぱい詰まってる感じ。
文句なしです。 -
意外にわるくなかった。
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全部嫌いで 何も楽しくなくて でも死ぬのは嫌で ただ生きているだけ 肯定なんてされたくないし気持ち悪い ただそこにある現実を受け止めて死んだみたいに生きる その分丁度の量のエネルギーを与えてくれる音楽
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安定しながらも進化を続けている。amazarashiらしく、だが立ち止まってはいない。聴くたび、刺さって響いて抉られる。