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- / ISBN・EAN: 4988104075673
感想・レビュー・書評
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( ^o^) Agnieszka Holland監督。
ナチス占領下のポーランドにおける真実の物語。地下水道管理人のは当初 金を貰ってユダヤ人を地下水道にかくまっていたが、やがてユダヤ人の金も尽きるが、そのまま支援し続ける。美談に終わらない真実さが胸を打つ。
地下水道と表現されているが下水道である。しかも14ヶ月間、である。生き延びた人々もスゴいが助けたソハもスゴい。ソハは後に娘を助けようとしてソ連軍のトラックに跳ねられ命を落としてしまうが、ユダヤ人を助けた天罰が下ったという人もいたという…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ナチス占領下のポーランドで、ユダヤ人を下水道に匿った男を描いた作品。
地下水道って下水道のことなんだと見はじめてからきづきました。下水道の描写がめちゃめちゃきつい。それでも、子どもはすぐに慣れて、ねずみなんて素手でつかむし、子どもたちが寝静まってからは、大人たちがセックスする。ひとりの女性が下水道の中で妊娠出産、生まれた子どもをやむなく殺してしまうという場面がありました。神様の存在なんてとても信じられないような状況下で、子どもが、死んだ赤ちゃんにミサのようなものをしていたのが印象的でした。こういう感覚が理解できたらなあ。
2011年の映画とは思えないほど、当時の生活が丁寧に描かれていることに驚きました。原作のノンフィクション小説が2008年に発刊されたということにさらにびっくり。こんな皮膚感覚を戦後何十年も経ってなお持ち続けてる著者はすごいし、共有できる映画スタッフもすごい。同時にとても悲しいことだと思いました。 -
2013/12/18
ポーランドでユダヤ人を地下水道に匿った男の物語。 -
何と言えばいいか…最初は高尚な想いよりも金銭的な面の気持ちが強かったのでは…と感じる。だが時間や艱難辛苦を共有することで親愛の情へ変化して行ったのかと感じた。
平和な時代にのうのうと生きる自分は、こう言った極限下置かれた場合にここまでに生きる事に執着出来るだろうかと考えてしまう…映画ではそれほど深刻に描かれてはいないが、暗闇の中、食べる事も飲む事も最低限以下の暮らし。衛生的にも劣悪な環境…病気になって然るべきだろう。健康面はもっともっと過酷だったんだろうな…
生き残る…と言う事がそれぞれにおいて本当に幸せな結末であったのかどうかは疑問だがその足掻く力は尊崇の念を抱く。こう言った話がこうやって映画として伝えられて行く事、それが素晴らしいと思う。とてもいい映画でした。