南極点のピアピア動画 [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
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レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (106ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 大分昔に購入したのに、置きっ放しにしていたのだった。重厚にSFしている、というようなコメントは見た記憶がある。かなり重厚にSFしていた。

    ここで扱われているコンテンツは、2017年時点でオペラやコンサート、CM等と想像以上に拡がりつつも、最も胸熱な時期は過ぎたものである。だから作中で「めると」の話で盛り上がるおっさんたちの話が分かる。現実として、媒体は客層の代謝を果たしきれないでいるようにも思う。でも今も一途に彼女を追いかける人がいるんだろう。

    楽観的で、明るくて、わくわくする感じだ。自分が体験したインターネットの一時期を思い出すような作品。

  • ひたすら初音ミク推しの物語。
    この作品を読んで思ったけど、自分はSF向いてないかもしれない。
    鯨の話は結構面白かったけど、そのあと宇宙人が出てきてかなり萎えた。
    やっぱり登場人物に感情がないのがツラい。

  • 世の中の役にたたなさそうなことを全力でやり遂げる。不真面目な感じはするが、それを有人宇宙飛行から宇宙エレベーター、そして星間生命体とのファーストコンタクトまで、SFの世界で真面目に取り組んだのが本作品である。馬鹿馬鹿しい突飛な物語である。しかし、冷静に考えると、どれも現実に起こりそうな世界を物語っているようにも感じる。登場人物や世界の空気が多少うまく行きすぎな感じはあるものの、そんな世界の方が楽しいよなとも思わせてくれる。読んでいて気分が楽になる作品だ。とはいえ、物語の舞台の背景を知らない人は、何が面白いのか理解できない人もいるかもしれない。そこが読者を選んでしまうのではないかと感じた。まあでも、初音ミクとニコニコ動画を名前だけでも知っている人なら楽しめると思う。

  • 名前からわかるとおり、近未来のニコニコ動画っぽいものが主題のお話。
    ニコニコ動画のコミュニティがこんな風に発展していったら良いな、と思わせる話から、気がつくと宇宙人とのファーストコンタクトの話になっているストーリーテリングはさすがSF作家野尻抱介と唸らせる。

    SFなので難しい単語と概念がちょこちょこ出てくるが、その辺は何となく読んでしまっても十分に楽しめる。表紙にビビッと来た人はジャケ買いしてもOKでしょう。

    僕もあーや欲しいですw

  • ニコニコ動画と初音ミクで、何の違和感もなしにアーサー・C・クラーク展開が
    できるようになるとは、何とも恐ろしい時代である。
    ある意味「ふわふわの泉」まんまな展開でもあるわけで、真に恐ろしいのは
    尻P先生のビジョンとブレなさかもしれない。
    あーやさんマジ霧子さんセカンド。
    しかし、南極点書いた段階で星間文明まで視野に入っていたのだろうか・・・

    インターネット業界に属する身として「ピアピア動画」というネーミングを
    思いつけなかったことに忸怩たる物があります。

  • 【初見様歓迎】Kindleで南極点のピアピア動画読んでみた【一回目】 予想以上に面白かった。 現代的な視点で、ちゃんとSF。10年後に読めば、2010年前後の世界を知るひとつのきっかけになるかも。 壮大な夢を見、実現しようとする者たち。時にバカバカしく、現代社会の理解を超えるが、それに向かってみようという人間が集まり始めた時、それはとても楽しい。大学時代のサークルのノリのような、あの不思議で大きなエネルギー。 こういった趣向も好き。似たようなのがあれば読んでみたい。 「けしからん、もっとやれ」

  • ニコニコ動画ならぬピアピア動画があり、初音ミクならぬ小隅レイがオタクたちのアイドルとなっている近未来の日本を舞台にした連作短編集……といったほんわかしたノリかと思いきや、とんでもない大ネタがぶち込まれておりました。
    このしとほんとスゴい。
    ラスト泣きそうになったよ。

  • ニコニコ動画(&ニコニコ技術部)・初音ミクがモデル。異星人とのコンタクトはともかく、ボーカロイドの可能性に対する着想に感心しながら読んだ。野尻抱介さんは昔ニフティサーブでよくお見かけしていたが、尻Pなる重度のニコ厨として活躍されていたとは知らなかった。初音ミクを当初からニコニコ動画で見守ってきたSF作家だからこそという作品だったと思う。

  • 読んでいてワクワクして物作りを始めたくなっちゃうようなSF。星を継ぐものを読んだときの感触に似ている。好奇心のアンテナ感度が鈍いなあと思った全ての人にお勧め。

  • 「沈黙のフライバイ」とちょっと似てます。
    (同じ作者なんで無問題)

    こちらのほうが、とんでもないSF展開になります。
    表紙と題名で、損してるガチなSFです。
    希望を持ちたくなる夢の連鎖が魅力的。

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