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- / ISBN・EAN: 4988101170142
感想・レビュー・書評
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北海道 は 悲しい物語が あう。
暗い空と 押し寄せる 波。
真っ白な世界。
なんと 雄大な風景のなかにある 小学校。
厳しい冬。
吉永小百合は あいかわらず 吉永小百合。
こうやって,映画が つくられるのが、
宝物だね。
歌が すてきで 沁みとおる。
それが 事件があって、歌を忘れたカナリアとなる。
20年 たって、カナリアたちに 会いにいく。
そのときの事件が ふりかえられるなかで
それぞれがもっていた 想いを 吉永小百合に伝える。
私がわるかったのです。と思っていた。
カナリアたちは 雪の日によみがえる。
いやー。
すごい配役ですね。
満島ひかり 宮崎あおい 小池栄子
勝地涼 松田龍平 森山未来。
柴田恭平、里見浩太朗。
森山未来の演技が ひかりました。
●北のカナリアたちの謎
どうも,しっくりしないものがあった。
それは 仲村トオルと吉永小百合のキスシーンである。
いや~。
その歳で キスシーンをできるということに
ごりっぱ。えらい。と吉永小百合をほめてやりたい。
そのことは、すごいとさえ思った。
しかし、ドラマの文脈としてよくわからない。
仲村トオルは 敏腕刑事として
ある事件を追いかけていて、
少女を間違って,射殺してしまったことが
彼に 大きな 悔恨を のこした。
それが原因で、島に警察官として左遷されて、
海岸ベリの崖で、自殺しようとした ところを
吉永小百合に助けられるのである。
その後も 仲村トオルは トラックに
真正面から 歩くと言う 行為をしている。
それは それでいい。
しかし、なぜ 吉永小百合は 恋心を抱くのだろう。
余命 半年と言う 旦那 柴田恭平が いるのだから、
二人は 死ぬまで 待てばいいのではないだろうか。
警官をやめ 島を離れる という 仲村トオルと
白昼の キスシーンがあり,生徒が目撃する。
このことが,先生への不信につながった。
街中でも 噂 となっていた。
柴田恭平の死も 最後に 信人に手を振ったように
すくなくとも、自殺の可能性さえもある。
辛抱強く 我慢強い オンナ を演じてきた吉永小百合。
が 女優として 脱皮したかったからといっても、
遅すぎる 狂い咲き のように見えて 寂しかった。
遠くからきた 仲村トオルからの ハガキに
『生きている』と書いてあったのは、
なぜか,非常に恥ずかしい気がした。
そんなこと 書くかよ。
オメー。大人のオトコだろ。甘えんなよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歌声と演技に感動しました。
警官の仲村さんについてはちょっとよくわかんなかったですが・・・ -
年末に、素晴らしい日本映画を見せてもらった。心の優しさ、厳しく美しい自然、実力派俳優の熱演。ラスト号泣……
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俳優陣が素晴らしい。
子役の方達の歌も綺麗。 -
「俺、兄貴二人が島でも有名な秀才だったでしょ。俺1人だけ頭悪かったから、医者の息子なのにバカだバカだって兄貴たちに。それで、つい憂さ晴らしみたいに信人をいじめてたんです」
イジメの加害者も被害者なのかもしれない。
同級生って、いいな、って思える映画。
「お前は、1人じゃないからな」
「みんな、あなたが、好きだから」
森山未來の号泣シーンは、圧巻。
(2013.5.18)