実録・私設銀座警察 [DVD]

監督 : 佐藤純彌 
出演 : 安藤昇  梅宮辰夫  佐藤蛾次郎  小林稔侍  三上真一郎  葉山良二  室田日出男  渡瀬恒彦  待田京介 
  • TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101170548

感想・レビュー・書評

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  • 日本製フリージャズってのはバイオレンスにも親和性がありまして、三上寛ともタッグを組むくらいなんだからそりゃそうなのかもしれませんが、こちらでもそんな感じの音楽使ってますね。ヤク中になり無思考自暴自棄なはぐれヤクザがいて、その経緯を収めたオープニングがまた哀しみ満載でして、一方のヤクザ稼業もこちらはこちらで一度許した連中を2度いたぶり、死体は豚に食わせるっつー人道外れまくりで、アクション、カメラのブレ感は仁義なき戦いに譲るもそれに劣らぬオリジナリティがあってよいですね。

  • 制作年:1973年
    監 督:佐藤純彌
    主 演:安藤昇、梅宮辰夫、佐藤蛾次郎、待田京介
    時 間:94分
    音 声:日:モノラル


    昭和二十一年、焼野原と化した銀座は外国人に仕切られていた。
    とある酒場で、元陸軍二等兵・岩下敏之と博徒・宇佐美義一が博奕のいさかいから喧嘩となった。
    その場に居合わせた元伏竜特攻隊員・池谷三郎と予科練帰りの樋口勝も喧嘩の中に入り大乱闘となるが、いつの間にか四人は意気投合する。
    やがて四人は銀座を我が手にするために暴れ始める。
    そして、宇佐美と池谷たちは、銀座で最大の勢力を誇る愚連隊のボス・山根譲と実弟・順と本格的な抗争に突入した。
    すぐにでも殴り込もうとする宇佐美を制した池谷は、山根一人を狙うべく、山根の配下木島を抱き込んだ。
    丁度その頃、アメリカ兵を殺害して逃走中の、元学徒兵陸軍々曹・渡会菊夫を宇佐美が隠まう。
    そして、宇佐美は渡会を使って山根殺害に成功した。
    また、山根の弟・順も池谷達の策略で返り討ちに合ってしまった。
    やがて、宇佐美を首領とした、池谷、岩下、樋口たちは銀座制圧に成功した。
    そして池谷たちもそれぞれ子分をかかえ独立した。
    やがて、貿易公団職員斉藤の公金横領を岡村文吾から聞き出した池谷は、斉藤を恐喝して五百万円捲き上げ、
    “有楽商事株式会社”
    を設立、銀座は次第に宇佐美の手から池谷へと移っていった。
    それを黙認する宇佐美ではなかった。
    宇佐美は、樋口、岩下と相談、渡会を使って池谷を殺害することを決意した。
    渡会は、池谷の内妻・善江が経営する旅館に、池谷を殺すべく忍び込んだ。
    だが、突然の喀血で、失敗する。反撃に撃って出た池谷は、岡村、小野たちを引きつれ、宇佐美たちを襲撃。
    命乞いをする宇佐美に唾を吐きすてた池谷、今や銀座は彼の独壇上となった。
    ある日、池谷は舎弟分関と恋人京子の結婚式に出席した。
    その時、生きのびていた渡会の拳銃が、池谷に向けて火を吹いた…。
    この池谷殺害事件をきっかけに警視庁は、戦後初めての大々的な暴力団狩りに踏み切った。
    そして宇佐美、樋口ら当時マスコミにより
    “私設銀座警察”
    と呼ばれた集団は、全員逮捕され潰滅したのである。

  • 安藤昇が撃ち抜かれるシーンが当時を考えると良くできてます。
    ストーリーは端折り過ぎ!
    この年代のヤクザ映画に多いけど。

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著者プロフィール

映画監督。1932年、東京都出身。
東京大学文学部卒業後、56年に東映東京撮影所に助監督として入社。伊藤大輔、今井正、家城巳代治、小林恒夫監督らに就き、63年『陸軍残虐物語』にて監督デビュー。『未完の対局』(82)はモントリオール世界映画祭グランプリに、『敦煌』(88)は日本アカデミー賞最優秀監督賞及び作品賞に輝いた。

「2018年 『映画監督 佐藤純彌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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