デタッチメント [DVD]

監督 : トニー・ケイ 
出演 : エイドリアン・ブロディ 
  • オンリー・ハーツ (2013年4月4日発売)
4.14
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本棚登録 : 143
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4511749802450

感想・レビュー・書評

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  • 戦場のピアニストの人、やはり似たような役が多いのかな?でもハマってました。
    常日頃思ってますが、教師は大手銀行員並に給料貰うべきですよね。割に合わないよ。だから学校が、子供がダメになる。

  • いつもに増して悲しげなエイドリアン・ブロディ

    教育機関である学校の破綻
    教師の追い詰められ方は、日本とは違いはあれどその実態を描くような作品があってもと思い至る。

    出てくるこどもたちが皆追い詰められている。
    こどもたちが問題を起こすのは、親と環境とに問題があると主役(そして監督)が理解した上で作られており安心出来る。
    (そしてその親もまた適切な環境は少なかったのではと思わせる)


    数十人のクラスで、「1984年」をあんなに自然に何人も読者がいることが羨ましい。
    副題の『優しい無関心』の意が汲み取れず。
    「明日、君がいない」も思い返す。


    こちら等のレビューで、「無関心」についてまた感じたことも。見返すと、冒頭も滅私奉公で潰れていく教師たちなんだな。
    https://www.amazon.co.jp/gp/aw/review/B083RD6J68/RB8CE7ND4LOYH?ref=pf_vv_at_pdctrvw_srp

  • 触れられたくない暗い部分を芸術的に描いた作品。
    不思議と後味がよいところが素晴らしい。

  • 凄く情緒的で繊細な映画。

  • 2011

  • みんな秘密を抱えていて、夜はそれを家に持ち帰る、
    こうやって人の内面にスポットを当てる作品はなんとも言えない気持ちになる

  • 子どもたちが教師に向ける怒りは本来、彼らの親に向けられたものである。親の子どもに対する無関心detachmentを彼らは厳しく攻めている。あるいは「愛してくれ」と叫んでいる。しかし、親は学校にクレームを入れることで、子どもへの愛情を表現しているのだ。つまり、彼らにとっては、たっぷり期待をかけて良い教育を受けさせることが親の愛である。その結果、親子は悲惨なまでにすれ違っていく。すれ違ったまま、一生交わることがないのかもしれない。あるいは、いつか愛着を結び直せるのかもしれない。後半に、養護施設の庭で少女と先生が抱擁holdする場面がある。希望はある、と監督は主張しているようだ。

  • 予備知識ナシで観たら予想外の社会派ドラマ。でも引き込まれて観てしまった。

  • 非行に走る学生の多い困難校に一時的に赴任してきた英語教師の物語。…といってもよくある熱血教師モノとはまったく違う。

    教育の難しさ、親になることの難しさが、まず根底にある。そしてそこへの答えが出せないまま、家庭で居場所を見つけられない子供たちへの教育の限界をまざまざと見せつける。
    教師も人間であり、痛みを抱える。自らの痛みを抱えながら、それを隠し、痛みを隠せず無差別に発散する若者へと向き合う。
    改めて、自分は教師になれないと思います。それでも、なにかを学び、成長していく姿は美しいのだけれど。俳優陣の演技は、素晴らしいし、痛ましい。僕も、こういった困難に向き合う教師の方々に、「ありがとう」と、言える人でありたいです。

  • すごく良かった。
    登場人物は皆それぞれに悲しみや苦悩を抱えている。けれど多くは語らない。語りすぎない。それが良い。それで十分。デタッチメントであるがゆえに。
    メレディスがつくった白いスマイルのお菓子の中に、一つだけ黒い悲しげな顔のお菓子。ヘンリーに、それいいね、と言われて、これは私の、と答えるメレディス。私はこのシーンになぜか涙が込み上げてきた。なぜだろう。その先の展開を予期して悲しくなったわけでもないのに。

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