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感想・レビュー・書評
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知識や思考のバランスを取るために、こういった科学の啓蒙書を定期的に手に取るようにしている。
その中でも本書はあたりの部類。筆者が受け持つMITの学部向け授業の臨場感をそのまま詰め込んだ内容で、生徒たちが直感的に物理を理解できるように、さまざまな実験を演じている。
本書で扱っているのはそれほど高度な内容ではなく、せいぜい学部の教養レベルなので、日本の中学生〜高校生にもぜひ読んでもらいたい。科学や物理の楽しさと身近さを感じられるはずだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義
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学生時代の物理は、問題解くためのパズルみたいに扱っており、とても本質まで考えるみたいな作業はしていなかったので、改めて読んでみました。
振り子や虹の話では感心できる部分も多々あったのですが、原始の話になると途端にちんぷんかんぷんになってしまいました。
物理学者はこんな難しいこと考えているんだ、と思うと、修士で会社員になって良かったと思います。とてもついて行けそうになかったと思います。 -
マサチューセッツの名物教授。
体当たりの実験とかで有名らしい。(現在80歳近い…)
本書では、物理に対する愛、また僕みたいな今までの人生で物理学なんかかすりもしなかった人間に対してもすごく丁寧に最後まで書ききってくれてます。(それでもわからんもんはわからないということは置いといて。)虹や振り子、エネルギーといった想像しやすいものから、宇宙といった未知の世界まで全15章。盛りだくさん。
また、こういった物理学の本でも、人生の人との出会いの大切さを学べるのは面白い。
*言葉の陰に、真実を隠してはいけない
*われわれの知らないことが存在することをわれわれは知っているが、未知の未知、すなわち、われわれが知らないということすら知らないようなことも存在する。byラムズフェルド
*高気圧から低気圧へと空気が動くことによって起こるのが風
*教えるものにとって大切なのは、知識を箱にしまい込むことではなく、箱のふたを開くこと! -
とりあえずプリズムを買ってしまったし、偏光板も財布に入れてしまいましたね。