「悪」と戦う [Kindle]

著者 :
  • 河出書房新社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (70ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 高橋源一郎にもっと早く…例えば学生時代に出会えていたらわたしの人生は違うものになっていたかもしれない。こんなに衝撃を受ける作家は久しぶりだ。現代の純文学に相応しい作家、と二冊読んでの感想。この小説はわたしにとっては救いの物語だ。間違いなく。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「救いの物語だ。間違いなく。 」
      そんな泣けてくるコトを、、、
      「救いの物語だ。間違いなく。 」
      そんな泣けてくるコトを、、、
      2014/05/22
    • yukopantsさん
      いつもコメントありがとうございます。私にとっては本当に救いの物語でした。早いところ彼の作品を全制覇したいです。嗚呼、日本の本屋に行きたい…。
      いつもコメントありがとうございます。私にとっては本当に救いの物語でした。早いところ彼の作品を全制覇したいです。嗚呼、日本の本屋に行きたい…。
      2014/05/28
  • ものすごく正直に言いますと、「分かるの?解説できんの?解釈できてんの?」と詰め寄られたら、「ごめん、わかんない。全然」って感じでした(笑)。
    で、感想は?って言われたら、「序盤ちょっと、くどくてもたついたけど、中盤からものすごく面白かった」という感じです。
    ゴダールの映画を見るときもそうですが、どうせ僕には理解という意味ではさっぱり解釈できないので、始めから諦めて観ます。
    多分、作り手もその方が嬉しいんじゃないかなあ、と思うので。
    一個一個の言葉とかエピソードが、何を文化的に歴史的に隠喩しているのか?とか。
    テーマはなんなのか?とかっていうことより、観て読んで、情熱を感じて面白ければいいんじゃないかなって。
    で、この「悪と戦う」僕は好きでした。面白かったです。
    僕の好みだけで言うと、序盤もうちょっとポンポンのめりこめたら、何の不満もないですねえ。

    備忘録で書くと、どんなオハナシかっていうと。
    もうかなり忘れつつありますが、小説家の男性がいます。この人には妻と子供がいます。
    上の子がランちゃんかな。3歳。下の子がキイちゃんだったかな。この子がしゃべらない。
    公園かでばったり会う近所の?子供がミアちゃんだっけかな。
    で、妄想の中なのかなんなのか、この子供たちが、異界に。高校生になってたり。
    で、色んな体験をする。色んな不条理を体験する。視点というか語り部はランちゃん。これ、男子みたいですね。
    あるときランちゃんは高校生で恋してたり、殺し屋だったり、いろいろ。
    この辺の一個一個の話になると、俄然、面白い。僕にとってはそうでした。

    で、現実の世界になって、ランちゃんは3歳で、またお父さんの小説家の視点になって終わり。

    そういう、運びですね。雑ですが。

    まあ、こういう作品は、雑にレビューかけないんで、あまり追い込みませんけど、でも読み応えありましたね。
    なんていうか・・・あまり読んでませんけど、漱石の夢十夜から、大江健三郎から、って連なる一連の流れっていうか。
    それを意識した上での、枠組みを解体したい情熱っていうか。
    いずれにせよ、これは小説だなあ、と。ブンガクなのかどうかわかりませんが。
    ただ単に、現実逃避して甘い妄想にスリルにと、癒すための本ではありませんね。
    編集者が、テレビドラマになるように、売れるように、と介入して書かせた本じゃ、ありませんね。
    小説に何ができるのか、言葉でどこまで言えるのか。
    世界の、社会の?日本の?僕たちの周りの?新聞やテレビの中の?現実世界、不条理、苦しみってなんなのか、どーすりゃいいのか、
    「悪」ってなんなのか、そんな、<考えても一銭も儲からない、しょーもないこと>を一生懸命考えた果実なんじゃないでしょうか。
    で、そんな現実に役に立たんことだから、読み応えがある、食べごたえがある。
    歯ごたえがあって、美味しいですね。

    高橋源一郎さん、久々に読みました。やっぱり、好きですねー。

  • 『「悪」と戦う』(高橋源一郎)を読んだ。高橋源一郎さんはすっごく久し振りだな。20数年前に「さようなら、ギャングたち」と「ペンギン村に陽は落ちて」を読んだっきりだもんな。高橋源一郎さんは、たぶん、いま、これを、どーしても、書かずにはいられなかったんだろうな。という感じがします。

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著者プロフィール

1951年、広島県生まれ。81年『さようなら、ギャングたち』で群像新人賞優秀作を受賞しデビュー。『優雅で感傷的な日本野球』で三島賞、『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞、『さよならクリストファー・ロビン』で谷崎賞を受賞。

「2018年 『作家と楽しむ古典 土左日記 堤中納言物語 枕草子 方丈記 徒然草』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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