私のプリニウス 澁澤龍彦コレクション (河出文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ヤマザキマリの『プリニウス』を読んで、興味が出たので購入。
    『博物誌』と言っても大分プリニウスの見てきたような嘘が多いようで。
    しかし、この荒唐無稽さが面白い。
    『博物誌』は大分長い書物のようですが、面白い部分を抜粋して読めるので入門書としても良いと思います。

  •  まさに澁澤龍彦のプリニウス、『私のプリニウス』。気まぐれにふと開いてみたページを読みつつ、澁澤の関心のおもむくままに紹介していく感じの本。まあエッセイ(随筆)というのは基本的にそういうものだろう。
     プリニウスは澁澤によると随分と虚言癖というか、見てきたような嘘をつく人のようで、『博物誌』はそれ自体がすでにして創作、文学に類するものらしい。アリストテレスなどからの孫引きも多数。むしろ想像界(イマジネール)の博物誌と言えなくもないかな、と思う。
     『博物誌』は和訳も存在するけれど、五巻にわたる浩瀚な書物であることと、図書館で参照するにもやや困難だったりするので、こちらのエッセイを入門的に読むのがいいと思う。引用が多いので、一応原典を参照しているような気分になる。正確なところを知りたければ、原典を当たるしかないがそこまでの用はないという場合、さらっと知りたいような場合に読むのがよろしい、と思いました。

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プロフィール

1928年東京生まれ。東京大学仏文科卒。フランス文学者、エッセイスト、小説家、翻訳家。マルキ・ド・サドやジョルジュ・バタイユの著作の翻訳・紹介をする一方、人間精神や文明の暗黒面に光を当てる多彩なエッセイを数多く発表。晩年は小説を発表するようになり、遺作となった『高丘親王航海日記』は第39回読売文学賞を受賞した。1987年没。

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