白い人・黄色い人 [Kindle]

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  • 「白い人」「黄色い人」に描かれるのは後発的な神への信仰心と先天的なプリミティブな本能との相反である。

    「白い人」では第二次世界大戦のナチズムという異常下において主人公と弱さを持つ敬虔なカトリックとしてジャックを、「黄色い人」では「転んだ」人デュランとブロウを対比させている。文学作品としては芥川賞受賞「白い人」に軍配が上がると思うが、「黄色い人」における「中庸な」黄色い人である道子の存在がテーマを浮き立たせているように思う。「なむあむだぶつと唱えればよいものをなぜ基督に拘るのか」、遠藤周作氏が描く東洋思想と西洋思想の違い、ひいては「沈黙」のなかで語られた「根が育たない土壌」である日本人気質を言い得た言葉であろう。

    「沈黙」や「海と毒薬」と比べて評価の高い作品ではないが、初期の遠藤周作作品ということもあり個人的には非常に面白かった。とにかく暗い内容ではあるが。

  • 戦時中が舞台とはいえ、宗教は人間を救うものでは決してないという事を、カトリックの洗礼を受けている遠藤周作が書いた2つの中編を収録。
    「白い人」は芥川賞受賞作でナチスもの。「黄色い人」は白人神父から見た我々黄色い日本人を観察した箇所が興味深い。

  • 2014.4.4(金)¥130。
    2014.4.16(水)。

  • 比較的読みやすかった。『白い人』には『黄色い人』のように黄色人種が出ないが、信仰に対しての冷ややかな視点は非白人的かなと。『黄色い人』でのテーマは沈黙と共通するところがあるように思うので近いうちに再読したい。

  • 著者の初期の作品であり、テーマが概念的で読み取りづらかった。

  • 遠藤周作。

    キリスト教文学。

    人間の黒い部分。

    暗い気持ちになりますね。

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