海街diary 2 真昼の月 (flowers コミックス) [Kindle]

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  • 小学館
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感想・レビュー・書評

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  • 多田の足切断や、実母との問題。

  • 随分前に1巻を読んでその後ずっと何も考えていなかったのに今更、と思いつつも2巻です。一つ一つのアネクドートが味わい深く細やかで絵はシンプルだけれど情感がつたわってくるストーリーもよい。悪人が出てこないのもいい。

  • こまかい日常の言動をていねいにすくいとっていて、それがリアリティを醸しだしてちょっと芝居がかったストーリーもすっと読めてしまう。なんだか狭い地域で登場人物の血縁が絡み合っているみたいな感じが中上健次を連想させなくもない。

  • 家族には、色々あるなと改めて思う。。

  • うおおお不倫

  • 幸・佳乃・チカ。三姉妹の元に引き取られたすず。すんなりと「妹」として迎い入れるこの三姉妹の懐の深さがなんとも。彼女たちは彼女たちで父を失い、母が家を出て、祖母に育てられたという面倒な育ちで、だからこその懐の深さか。「君だっていろんなもの棄てて、ここにきたんでしょ?自分の中になにかがGOサインを出す。そういう瞬間ってあると思わないか?」よっちゃんの彼氏・朋章。彼も彼でややこしさを抱えているわけで。逃げるが負けではないんだよな。と。「おれらもおまえが、女だからどーのこーのいわねーから。おまえも女だってこといいわけすんな!」すずが入ったサッカーチームは男女混成で、そろそろ体格負けがきになる年頃ではあるものの、風太の言葉は大人でもよう言われないわ。と。「真実ってさ一つじゃないんだよね。人は信じたいものだけ信じて、見たいものだけを見るのよ」藤井家の人の言葉は重みがありますな。

  • -

  • この巻からすずの一人称が増える。親が出て行ったり亡くなったり、足を切断しなければならないサッカー少年が出てきたり、自分のせいではないのに重荷を背負わされている彼らが、いかにたくましく生きて行くのか。鎌倉の落ち着きある風景の元、さわやかで切ない物語が展開する。すずが幸に母親のことで謝るシーンがたまらない。

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著者プロフィール

同姓同名あり。

1. 吉田秋生 (よしだ あきみ)
1956年、東京都渋谷区生まれの女性漫画家。武蔵野美術大学卒業。1977年「ちょっと不思議な下宿人」でデビュー。1983年、「河よりも長くゆるやかに」及び「吉祥天女」で第29回小学館漫画賞を、2001年に「YASHA-夜叉-」で第47回小学館漫画賞をそれぞれ受賞。その他代表作に、「BANANA FISH」。
代表作のメディア化が多く、「吉祥天女」は2006年TVドラマ化、2007年に映画化された。「海街diary」は2015年に映画化されている。2018年には「BANANA FISH」がTVアニメ化された。

2.吉田 秋生(よしだ あきお)
1951年生まれのテレビドラマ演出家。学習院大学法学部卒業。

吉田秋生の作品

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