- Amazon.co.jp ・電子書籍 (194ページ)
感想・レビュー・書評
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多田の足切断や、実母との問題。
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随分前に1巻を読んでその後ずっと何も考えていなかったのに今更、と思いつつも2巻です。一つ一つのアネクドートが味わい深く細やかで絵はシンプルだけれど情感がつたわってくるストーリーもよい。悪人が出てこないのもいい。
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こまかい日常の言動をていねいにすくいとっていて、それがリアリティを醸しだしてちょっと芝居がかったストーリーもすっと読めてしまう。なんだか狭い地域で登場人物の血縁が絡み合っているみたいな感じが中上健次を連想させなくもない。
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家族には、色々あるなと改めて思う。。
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うおおお不倫
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幸・佳乃・チカ。三姉妹の元に引き取られたすず。すんなりと「妹」として迎い入れるこの三姉妹の懐の深さがなんとも。彼女たちは彼女たちで父を失い、母が家を出て、祖母に育てられたという面倒な育ちで、だからこその懐の深さか。「君だっていろんなもの棄てて、ここにきたんでしょ?自分の中になにかがGOサインを出す。そういう瞬間ってあると思わないか?」よっちゃんの彼氏・朋章。彼も彼でややこしさを抱えているわけで。逃げるが負けではないんだよな。と。「おれらもおまえが、女だからどーのこーのいわねーから。おまえも女だってこといいわけすんな!」すずが入ったサッカーチームは男女混成で、そろそろ体格負けがきになる年頃ではあるものの、風太の言葉は大人でもよう言われないわ。と。「真実ってさ一つじゃないんだよね。人は信じたいものだけ信じて、見たいものだけを見るのよ」藤井家の人の言葉は重みがありますな。
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