星の王子さま [Kindle]

  • ゴマブックス株式会社
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感想・レビュー・書評

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  • 不朽の名作、「星の王子さま」を電子書籍でも読了しました。
    読了済みの他版におけるレビューでも書きましたが、この物語は児童だけではなく大人も視野に入れて書かれているように思えるのです。
    勝手に作った価値観や規則によって自らを縛り付けている“大人”の滑稽さは、大人になってしまうとわからないものです。
    物事の本質はそのような小さな物差しではかることはできませんし、見た目ではなく中身こそが重要ですよね。
    王子さまは人間として一番大事なことを、地球の読者に語りかけています。
    「星の王子さま」は単なる一時的な児童書ではなく、全年齢対象の文学作品なのです。

  • ずっと気になっていたが読んでいなかった本。
    子供向けの童話かなと思っていたが全然大人向けの本でした。

    星の王子が色んな人との出会いを通じて
    ”おとなたち”のさまざまな価値観があることを知り、
    それらに疑問を呈す。

    大人はごまかすのが上手いが、真実を見抜くことができない。
    子どものほうがよっぽど本質を捉えていることが多い。
    ということが分かる本です。

    特に”バラ”の話はとっても感動しました。
    定期的に読み返したい本です。

    【TODO】
    ・たった一杯の水、たった一輪のバラを大切にする。
    ・相手の一挙一投足の言動ではなく常日頃の行動を見る
    ・自分以外のために働く

  • 毛嫌いしてて読んだことがなかった本。

    でもオススメしている方も
    多く見受けられるので、
    読んでみました…

    めっちゃいい本ですね笑

    即読みでした。

    こんな大人になってしまっているなぁ、
    と。

    大事なことはハートで見ること。

    ストーリーとしても
    啓発としても
    とっても良い本です!

  • 訳があまりよくないように感じる。
    2文連続で「でしょう」と終わっていたり、1文丸々抜けていたり、まるで中学生の英語の和訳のようだった。

    内容は変わらず。
    昔は王子さまの言うことが正しいと思って読んでいたけれど、今なら「行き先のわからない大人ばかりではない」「たった1輪のバラを大切に育てているような大人はたくさんいる」と王子さまに伝えたくなる。

  • 子どものための本でも理解してもらえる大人(インナ-チャイルド)であって、第二次大戦下で飢えと寒さに苦しんでいるユダヤ人の親友レオン・ヴェルトを励まそうと、サン=テグジュペリが捧げた『星の王子さま』(ゴマブックスKindle 版)です。サン=テグジュペリが日本語での執筆を想定して翻訳されたという本書は、トルコ人が発見したという小遊星B612から降って来た〝小さな王子さま〟の悟りの旅をとおして、偏狭な大人社会の矛盾を指摘しました。そして今でも、王子さまの星は夜空に輝きを増し続けています。

  • 久しぶりに新訳本で読みました。こちらの方が今の私たちにはリズムがあって読みやすですね。まだ私の中にもほんの僅かながら残っていることが確認できて、涙の出るような、心の芯が温かくなるような感覚です。時代を超えた素敵なお話ですね。

  • 「本当に大切なことは、目には見えない」
    大人になった今の方が、色んな大事なことを理解出来るようになりました。

  • Kindleで50円で購入。
    美しい物語。「本当に大切なものは目に見えない」などのフレーズで、軽い悩みなら消してしまうぐらいの効果がある。哲学的でいろいろな読み方・感じ方ができると思うが、今回ワタシの印象に残ったのは、王子さまが実に様々な人に出会うところ。王様、うぬぼれ屋、酔っぱらい、ビジネスマン、点灯夫、地理学者、などなど。世の中にはいろいろな人がいるんだ、ということももちろんそうなのだが、ワタシはこの少しわがままで偏屈な人達が表しているものは、自分本位な考えを止められない人間の持つ弱さとか脆さではないかという気がした。それを目の当たりにして王子さまは少しずつ大人になって旅を続け、それを見守る読者も一緒に前へ進む。
    長く語り継がれているということは、繰り返し読んでいる人がいるということ。自分が前に進めなくなったとき、王子さまと一緒にいろいろな人に出会い、一緒に歩みを進めようと思う人がいるのではないだろうか。

  • 小さい頃から読みたい読みたいと思いながらも何故か全く手に取らずに良い大人に(^^;子どもより大人が読んだ方が心に来るかもしれない…。読み終わったあとの、寂しいようなそれでいてほわっと温かくなる感じ、最近忘れてた感覚かも。

  • 「君は、いったん誰かを飼いならしたら、いつまでもその人との関係を大切にしなくちゃ」

    世俗的な大人たちを皮肉し、大切なものは何か思い出させようとする作品。
    権力に捕われる王様、自分のことばかり考えるうぬぼれや、お酒に溺れる酔っ払い、忙しいが口癖のビジネスマン、規則に縛られる点灯夫、評価をするだけの地理学者。我々大人は彼らを含んでいる。それを気づかせてくれる本である。
    本当に大切なことは目に見えない。しかし、人は目に見えるものばかり夢中になり、いつしか人生の目的をも見失ってしまう。
    とてもきれいな文だった。また、短い作品にも関わらず、読み切りたくない寂しさがこみ上げてきた。

    電子書籍では、ページが右に進むとは当初分からず、困惑した。

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著者プロフィール

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。1900年6月29日、フランスのリヨン生まれ。
幼少の頃より飛行士に憧れてその職につく。飛行士と兼業して、飛行士の体験をもとに『南方郵便機』、『夜間飛行』などを発表。
第二次世界大戦中、亡命先のニューヨークにて『星の王子さま』を執筆し、1943年に出版。同年軍に復帰し、翌1944年7月31日地中海コルシカ島から偵察飛行に飛び立ったまま、消息を絶つ。
その行方は永らく不明とされていたが、1998年地中海のマルセイユ沖にあるリュウ島近くの海域でサン=テグジュペリのブレスレットが発見される。飛行機の残骸も確認されて2003年に引き上げられ、サン=テグジュペリの搭乗機であると最終確認された。

サン=テグジュペリの作品

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