星の王子さま [Kindle]

制作 : 浅岡 夢二 
  • ゴマブックス株式会社
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レビュー : 45
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (106ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに新訳本で読みました。こちらの方が今の私たちにはリズムがあって読みやすですね。まだ私の中にもほんの僅かながら残っていることが確認できて、涙の出るような、心の芯が温かくなるような感覚です。時代を超えた素敵なお話ですね。

  • 「本当に大切なことは、目には見えない」
    大人になった今の方が、色んな大事なことを理解出来るようになりました。

  • 「君は、いったん誰かを飼いならしたら、いつまでもその人との関係を大切にしなくちゃ」

    世俗的な大人たちを皮肉し、大切なものは何か思い出させようとする作品。
    権力に捕われる王様、自分のことばかり考えるうぬぼれや、お酒に溺れる酔っ払い、忙しいが口癖のビジネスマン、規則に縛られる点灯夫、評価をするだけの地理学者。我々大人は彼らを含んでいる。それを気づかせてくれる本である。
    本当に大切なことは目に見えない。しかし、人は目に見えるものばかり夢中になり、いつしか人生の目的をも見失ってしまう。
    とてもきれいな文だった。また、短い作品にも関わらず、読み切りたくない寂しさがこみ上げてきた。

    電子書籍では、ページが右に進むとは当初分からず、困惑した。

  • 「孤独の星の住人にならないために。」

     小さな星から地上に降ってきた星の王子様との出会いは、子供の心を忘れかけた「ぼく」に様々なことを思い出させ、教えてくれた。それは何十年ぶりかにこの物語を手にした読者へも同様に。

     子供の頃プレゼントとして本書を戴き確かに読んだ記憶はあるのですが、印象としてはヘビに飲み込まれた象とバオバブの木のことくらいしか残っていませんでした。このたび何十年ぶりかに星の王子さまに再会し、ああこんなに示唆に富む話だったのかと、改めて感じ入りました。

     全編に流れる言いようの無い寂しさに、人は本当に孤独な生き物だと思い知らされます。星の王子さまが住んでいるのは一軒の家ほどの小さな星。そこに二つの活火山と一つの休火山があってあとは一輪のバラの花が咲いています。一方彼と知り合うことになる「ぼく」は地球の住人ながら、砂漠の真中に独り不時着し、頼る人ももなく飛行機を修理する身の上。本来ならばこの星には「ぼく」の他に本書の流れで言うのなら20億という人間がいるはずだというのに、砂漠上に今、星の王子様とただ二人というこの寂しさはいったいどうしたことでしょう。

     今ここにある孤独は住人が一人の星からきた王子様も20億の住人がいる地球の「ぼく」もなんら変わることがないのではないでしょうか。そこに生じた共感から生きとし生けるものと絆を結び友達を作りたいという願いが生まれています。多少気難しくとも何らかの関係を結んだかけがえの無い一輪のバラ、絆を結ぶ大切さを教えてくれたキツネの話が活きてくるのですね。

     さて何十年ぶりかで本書を読んだ自分は―といえば…。目の前のことにのみ追われ、頭がこちこちのまま、生きることにあくせくしていないか。家来が一人もいない王様や、点けて消すだけを繰り返す点灯夫、酒を飲んでいることを忘れるために飲む酔っ払い、うぬぼれる相手さえいないうぬぼれやや何も知らない地理学者になっていないか。大人は知らず知らずのうちに自分という孤独の星の住人になっているのかもしれません。

     星の王子さまの物語はだからこそ意味があります。自分独りの小さな星を飛び出して自分以外の様々な者と絆を結び生きるということ。いくつになっても、決して孤独の星の住人になってはいけないのだと。命を懸けた王子さまの冒険がそれを教えてくれるのです。

  • あまりにも有名な児童文学、童話であり、ある意味大人にとってとてもわかりやすい哲学書でもあるといえよう。
    幼い頃、また思春期にも読んだが、一体どこが面白いのかわからなかった。
    今、新たな訳で読んでみると、王子さまの幼さ、純真さ、可愛らしさが胸に迫ってくる。
    この物語は大人にならないと、本当の意味は理解できないのだということを痛切に感じた。
    子供の頃、誰もが持っている物の考え方は大人になっていくにつれ失い、生きていくのに都合の良い考え方や行動をするものだ、ということがよくわかる。しかし、そうしなければ人間は生きていけないことも真実である。
    葉祥明の絵もシンプルで可愛らしく、原作の絵と比べてみるのも楽しい。
    たまに読み返し、人間の純粋さを取り戻すのに良い物語だ。

  • Kindleで50円で購入。
    美しい物語。「本当に大切なものは目に見えない」などのフレーズで、軽い悩みなら消してしまうぐらいの効果がある。哲学的でいろいろな読み方・感じ方ができると思うが、今回ワタシの印象に残ったのは、王子さまが実に様々な人に出会うところ。王様、うぬぼれ屋、酔っぱらい、ビジネスマン、点灯夫、地理学者、などなど。世の中にはいろいろな人がいるんだ、ということももちろんそうなのだが、ワタシはこの少しわがままで偏屈な人達が表しているものは、自分本位な考えを止められない人間の持つ弱さとか脆さではないかという気がした。それを目の当たりにして王子さまは少しずつ大人になって旅を続け、それを見守る読者も一緒に前へ進む。
    長く語り継がれているということは、繰り返し読んでいる人がいるということ。自分が前に進めなくなったとき、王子さまと一緒にいろいろな人に出会い、一緒に歩みを進めようと思う人がいるのではないだろうか。

  • 星の王子さまは、かみさまからのメッセンジャーですね。象を飲み込む大ヘビ、ちゃんとそう答えられるように、常に感性を磨き続けようと思います。成長と共に、年輪のように増えていく空気を読む習慣やステレオタイプを、ちゃんと認識して対処するキッカケにしたいです。人生の節目節目で読み返したい本ですね。
     
    唯一残念なのは、挿絵が小さくてわかりにくい事です。昔、紙の本で読んだ時は、挿絵に惹き込まれた記憶があります。電子図書で注意すべき所ですね。

  • 小さい頃から読みたい読みたいと思いながらも何故か全く手に取らずに良い大人に(^^;子どもより大人が読んだ方が心に来るかもしれない…。読み終わったあとの、寂しいようなそれでいてほわっと温かくなる感じ、最近忘れてた感覚かも。

  • 3度目のチャレンジにてようやく読めた!
    そして死ぬほど感動している…
    なんて人生の本質的な話だったんだ。
    全身がぞくぞくする読書体験なんて早々ない。

  • 名作だけれども今まで読んだことがなかった。キンドルを購入したので、まずはこの本を読んでみた。やはり名作!考えさせられる場面が多い。大人になると忙しい、忙しいが口癖で本当に大切なものを見失っている。確かに。子供の時感じていた事は何だっただろうか。大切な事は目に見えない。人との繋がりについても考えさせられる本。また、何回も読み返してじっくり考えたい。

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著者プロフィール

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。1900年6月29日、フランスのリヨン生まれ。
幼少の頃より飛行士に憧れてその職につく。飛行士と兼業して、飛行士の体験をもとに『南方郵便機』、『夜間飛行』などを発表。
第二次世界大戦中、亡命先のニューヨークにて『星の王子さま』を執筆し、1943年に出版。同年軍に復帰し、翌1944年7月31日地中海コルシカ島から偵察飛行に飛び立ったまま、消息を絶つ。
その行方は永らく不明とされていたが、1998年地中海のマルセイユ沖にあるリュウ島近くの海域でサン=テグジュペリのブレスレットが発見される。飛行機の残骸も確認されて2003年に引き上げられ、サン=テグジュペリの搭乗機であると最終確認された。

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