中国 目覚めた民衆―習近平体制と日中関係のゆくえ (NHK出版新書) [Kindle]

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  •  反日デモの実態や経済成長の裏側から説き起こし、ネット世論の台頭によって民衆が目覚め、共産党の一党独裁がゆらぎはじめているというストーリーで現在の中国を解説している。江沢民・胡錦濤・習近平という最近の指導者達の背景の解説もあり参考になる。

     ネット世論を高く評価しているが、中国のインターネットと言えば「金盾」やこまめな検閲が有名であり、本当に共産党が脅威に感じるほどの影響を社会に与えているのかにわかに信じがたい。ただ、潜在的な影響力があると思っているからこそ規制も強化しているのであり、指導者達が脅威を感じているのは間違いないのだろう。

     最終章で触れられた日中関係と日本の取るべき姿勢については、従来から言われていることの繰り返しであり、特に目新しい論点はない。

  • 尖閣問題や反日デモが語られる際に必ず出てくる”超格差社会のひずみ”、”蔓延する官僚の汚職”、”共産党トップにおける熾烈な権力抗争”などの具体的な中味が、かなりの臨場感を持って理解できる。
    この先の10年、習近平と共産党は体制を維持できるのか、米中の狭間で日本は押しつぶされることなく立ち行けるのか、緊張感とともに熟視するきっかけになる。

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