クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA / 角川書店
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感想・レビュー・書評

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  • 目が覚めたら、赤茶けた大地に丸腰で放り出されていた。歩き回るうちに同じ境遇の人々と出会い、この世界の謎を解いていく……

    特異な状況下に登場人物が集められて、犯人捜しや脱出を試みる種類のシチュエーション・ミステリはあまり好みではない。謎解きのための謎解きというか…… 作り物めいているというか。

    ところが、この作品はそんなことを考えさせる余裕もないくらいに、私をパニックに陥れた。いったん読み始めたが最後、読者もこの不思議な世界に否が応でも放り込まれ、やっぱり息を止めて読んでしまうのだ。
    「黒い家」や「新世界より」並みの恐怖が畳み掛けてくるので、気が付けば窒息しそうなほどだ。貴志祐介ほど緊張感がみなぎる恐怖を描ける作家はいるのだろうか。

    手に汗を握って一気読みした小説は久しぶりだ。

  • ゲームブック、懐かしいw

  • 最高!天使の囀りと並んでNo1ミステリ小説!

  • アドベンチャーサバイバルアクションデスゲーム。
    って勝手にネーミングしちゃったけど、まさにその通りだと自分で思う。

    ほんと、地球に火星みたいな所があるのねー。
    バングル・バングルをPCで検索したら、この本のカバー程ではないけど、赤かった。
    写真を見てから読んだのでイメージしやすかったし、ストーリーの設定、登場人物の体と心の豹変する様をしっかり書いてる。まるで著者が体験したよう。

    ただ読むと残酷だけど、「ホラー」って感じはしないよな~。なんで角川ホラーから出てるんだろ。って思うけど。
    映像にしたらきっと迫力あるだろうなー。

    もちろん、サバイバルの本編は面白かったんだけど、日本に帰ってからのパートも面白かった。
    まさか、藍がカメラマンとはねー。それは予想しなかったよ。してやられた。
    まぁ、それも藤木の推理だけで、確かじゃないけどね。

    しかし、何かを飲まさせたにしろ、人間って究極に空腹になると仲間を殺してまで食べたいと思うのかな~?
    自分がそんな立場にいた時、理性を持ち続けることが出来るのかな?藤木のように冷静でいられるのかな~て思う。
    生き残りたいけど、きっと諦めちゃうだろうなー。
    そう考える自分はまだ甘いのかもしれない。

  • 再読。内容盛り沢山で、これぞエンターテインメント! な一冊です。
    本作が特に素晴らしいのは、中だるみが全く無い所でしょう。
    出だしのサバイバルはゲームのキャラを扱う感覚で少年心をくすぐられますし、それにも慣れてきた頃を見計らった様に作品の本当の狙いが見えてきます。
    そしていよいよ終幕となった所から、今度は「実はここからが本番」とばかりにミステリ展開が待っているという。
    本作の徹底した娯楽性の追求には、脱帽のうえ脱カツラです。
    読み終えて、本作が主人公の物語の出発点でしかなかったと捉えた人は少なくない筈。
    続編出して!

  • 面白かった。博覧強記の作者がスマートぶってエログロを書く。絶望感がたまらない。

  • 40歳の主人公・藤木は面接の途中に意識を失い、「火星の惑星」と呼ばれるゲーム的な世界に連れてこられ、藍という30歳くらいの女性と出会い、彼女とともにクリアを目指す。食べ物を手に入れ、襲い来る敵との頭脳戦を繰り広げる。物語が進むにつれ、このゲームの企画者の真意が明らかにされていき、「なるほどな」と思わされる。ちょっとせつないラストシーンもいいと思う。
    とにかく、文句なしの面白さ! 昔流行したゲームブックの世界観にサバイバル要素を加え、これから何が起こるのか期待させてくれる作品。一気に引き込まれる。貴志さんの作品では、「黒い家」「新世界より」が特にお気に入りなのだが、この作品も私の中ではトップ3入りを果たしそうだ。

  • 次はどうなるのかドキドキする展開の連続のサバイバルゲーム。エンターテイメント性の高い内容で楽しめるけど、最後のオチが個人的には不快感(恐怖?)が残ってしまった。

  • 所謂デスゲームと呼ばれるジャンル。
    いまでこそ一般的だが、この本が出版されたのは20世紀末。当時は最先端?

    基本的には面白かったです。
    ラストがもやもやしたままで終わった感じがするのと、最後にもう一展開あれば文句なしでした。

  • 選択肢の優先順位を教えてくれます。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年『十三番目の人格-ISORA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2017年 『ダークゾーン 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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