ブラックジャックによろしく 9 [Kindle]

著者 :
  • 2013年2月28日発売
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  • 精神科へと移った斉藤くん。
    差別について取材入院した新聞記者と
    激論するけど"差別"って難しい。


    "差別"は嫌いだ。

  • 精神病編がスタート。

  • 偏見がないってなんだろう…と考えさせられる本でした。

  • 今回は精神科での研修。とてもデリケートな問題を、人間的にやさしい視点で描けることはすごいなあ。

  • ■書名

    書名:ブラックジャックによろしく 9 [Kindle版]
    著者:佐藤 秀峰

    ■概要

    「精神科 そこで何が行われているか私たちは何も知らない」

    「精神障害者」のイメージとは?
    怖い、気味が悪い、何を考えてるかわからない、近寄ると危ない、
    野放しにしておくと犯罪を犯す・・・全部ウソです。

    永大精神科に研修をうつした斉藤は、入院患者・門脇の担当医となる。
    しかし門脇は患者ではなく、取材のために精神科に「体験入院」す
    るベテラン新聞記者だった。
    門脇と彼の取材を許した、指導医・伊勢谷には一つの計画があった!
    精神科編開幕!この国で初めて「統合失調症」のすべてが描かれる!!
    (From amazon)

    ■感想

    最後(13巻)にまとめて記載。

  •  医療系のマンガです。Kindleで読んでみました。一晩でシリーズを読んでしまいました。面白かったです。

  • 今度は「精神科」での研修ですね。
    差別意識と格闘しますか。
    そして教授が“教授”にそっくりだわー。笑う。

  • 精神科編

    (精神科閉鎖病棟に潜入取材をおこなう新聞記者)
    「あなたは精神障害者に
     どんなイメージをもっていますか?
     怖い...
     気味が悪い...
     何を考えているかわからない...
     近寄ると危ない...
     野放しにしておくと犯罪を犯す...
     全部ウソです!」

    「現在、日本の病院に入院している患者全体の
     およそ4分の1は精神病院に入院している人です
     内科や外科...様々な科があるにもかかわらず
     4人に1人は精神疾患で入院してるのです」

    「例えば精神分裂病を見てみましょうか
     この病気は、国や人種に関係なく
     世界中、どの民族でも
     大体100人に1人がかかります。
     この数字は、胃潰瘍になる人の数と同じです」

    「あなたは今分裂病という言葉を使いましたが
     その病気の名前は統合失調症に変わりました
     患者さんたちから分裂病といわれると
     傷つくという意見があって
     2年前に学会で呼び方を変えたのです」
    「そのくらい知っています
     だけど、その事をどれだけの人が知っていますか?
     誰も気づかないうちに呼び名だけが変わっている
     気づくと分裂病という言葉は
     使っちゃいけないことになっている
     それこそが、差別の根を深くするんですよ。」

    「統合失調症というのは
     自我が失われる病気です
     自分は自分である
     そんな当たり前のことに
     自信が持てなくなる
     ”自分”が何者かよくわからなくなるから
     他人との関わり方もわからなくなるんですね」

    「ひょっとして先生...
     あなたは患者をかわいそうな人達だと
     思っているんじゃないですか?
     弱くてかわいそうな患者たちを
     正義の味方の自分が守ってあげている 
     その感覚こそが、差別とよばれているものなんですよ」
     

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