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感想・レビュー・書評
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イスラエルのガザ地区での執拗なまでの戦闘の意味が理解できる作品。
宗教と民族の対立は恐らく日本人には理解できない世界。
復讐の意味もそのレベルがおのずと違ってくる。
小国が存立するためには情報戦への勝利が必須なのだ。
平和ボケしている日本人には想像が及ばない世界である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2018年5月20日読了。
423ページ
知る人ぞ知る、イスラエルの諜報機関「モサド」の過去の作戦を通じて、モサドやイスラエルの姿を描くノンフィクション。
過去に読んだ「キム・フィルビー」もスパイ物のノンフィクションだが、こっちはバリバリのスパイ物。
007並みの殺しのライセンスを使っての暗殺や破壊工作、人質救出、ユダヤ人保護などありとあらゆる作戦が紹介されている。
イスラエルのおかれている厳しい立ち位置がものすごいわかる。
最近、シリアやイランの情勢で多少きな臭くなってきているが、一つ間違えばテロ行為とも言える諜報活動だが、こうでもしないと第二次大戦後に建国されたイスラエルが存続できなかったということも理解できる。
興味深いのは、監視カメラがものすごい勢いで増えた現代、インターネット社会の現代では本書で記載しているような特殊作戦は難しくなってきているということ。
スパイや特殊作戦、ジェイソン・ボーンものに興味のある人は是非。 -
ゴルゴ13の世界やな。世界的に名高いイスラエルの諜報機関モサドがこれまでに遂行した作戦の数々。どの章も最高に面白い物語調で、なんとなくイスラエルに肩入れして見てしまうけど、それを狙ったイスラエルのプロパガンダ的な意味合いの本なのかな。って考えるのは野暮か。