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感想・レビュー・書評
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第1次と第2次両大戦の戦間期のイギリス社交界を題材にした小説。
あまりこの時代の風俗について読んだことがなかったのでいい勉強になった。
社会全体に目的意識もなく成長意欲もなく、社交界は廃退的な日常を送り、メディアはそれを何倍も誇張したゴシップを流し、庶民はそれを見て煽って愉しむ。
そのサイクルの中の住民はある意味必死に同じところを走り続けているが、客観的に外から見るとナンセンスにしか思えない。
これは、もしかして今の日本人の気分を象徴しているのかもしれない。
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