新装版 ムーミン谷の冬 (講談社文庫) [Kindle]

制作 : トーベ・ヤンソン  山室静 
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  • ムーミンたちは冬眠する生き物であるようなのですが、ある冬、ムーミントロールはムーミン屋敷のなかでただひとり、どうしようもなく目覚めてしまったのです。そして、生まれて初めて冬の世界に踏み出します。
    そこで出会ったのは、光輝く世界では生きられない、陰気で風変わりないきものたち。しかも彼らは、ムーミントロールたちが夏の遊びに使う水浴び小屋で堂々と暮らしているのです!面食らうことばかりで、やるせなさと孤独を感じるムーミントロール。
    同じように冬に目を覚ましたちびのミイは、ムーミントロールとちがって、どんな状況でもぶれない強さを持っています。
    また、冬の水浴び小屋で暮らすおしゃまさんという女の子は、夏には夏の、冬には冬の生き方があることを知っていて、達観した落ち着きがあります。
    そのどちらも持ち合わせなかったムーミントロールですが、冬の連中と長い時間を過ごし、また新しい出会いも経験して、ひとまわり大きくなって春を迎えます。

    「彼は考えていたのです──春というものは、よそよそしい、いじのわるい世界から、自分をすくいだしてくれるものだと。ところが、いまそこにきているのは、彼が自分で手にいれて、自分のものにしたあたらしい経験の、ごく自然なつづきだったではありませんか。」

    地味で静かだけど、実に清々しい成長譚でした。読んでよかったなーとしみじみ思っているところですが、やっぱり前半、物語が転がり出すところまで苦しかった…^^;
    なんでミイもここにいるんだっけかという事情など、前の方に書いてあったはずだけど実は覚えてない(笑)

  • まだまだ途中のムーミンシリーズ。読破に向けて頑張ろう。

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プロフィール

フィンランドの作家、漫画家、画家(1914-2001)。1945年に処女作『小さいトロールと大洪水』を発表。翌年、ムーミンシリーズ第1弾となる『ムーミン谷の彗星』を書き上げ、1948年に『たのしいムーミン一家』で世界中の注目を集める。それからは『ムーミンパパの思い出』『ムーミン谷の夏まつり』などを次々に出版。1966年に国際アンデルセン賞の大賞を受賞した。

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