009 RE:CYBORG 通常版 [DVD]

監督 : 神山健治 
出演 : 宮野 真守  小野 大輔  斎藤 千和  大川 透  丹沢 晃之 
  • バップ (2013年5月22日発売)
3.00
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レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021137751

感想・レビュー・書評

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  • 映画館で1回、DVDで1回鑑賞。

    サイボーグ009はこれまで原作も読んだことがなければ、アニメ作品を見たこともなく、ただ非常に有名な作品ではあるので登場人物の基本的な知識だけは知っているという状態。
    そのため、最初に映画館で見た時には「何故このストーリーを009でやる必要があったのか?」と疑問が残ったのだが、DVDの特典映像でその謎が解けた。そもそも原作が「神」という存在を非常に意識している作品だったことを予め知っていれば、鑑賞後のモヤモヤはこんなに残らなかったのかもしれない。むしろ今となってはこのテーマに果敢に挑んだことに拍手を送りたい。

    予告等で流れたゼロゼロナンバーが一堂に揃うシーンが実際にはストーリーに入っていなかったことが残念。楽しみにしてたのに。

    それにしても神山くん、背面跳びとか原潜とか好きね。

  • 前半の盛り上がり方と、戦闘シーンと、フランソワーズがめっちゃよかった。ラストは、なんかテレビ版のエヴァンゲリオンを思い出した。

  • オチ以外はとても面白かった。
    ジェットもグレートもジェロニモも格好良かったし、フランソワーズは美しかったし、何よりハインリヒが格好良かった!
    張々湖はあのまんまでちょっと笑ってしまった。
    グレートはもっと活躍が見たかったなあ。
    ピュンマも。
    映像は美しかったし、見応えあったし、天使だなんだというのもサイボーグ009ぽくてよかった。
    だけに、オチが返す返すも残念だった……。

    終盤の、ジェットが追ってくるシーンは原作のふたりが一緒に墜ちてゆくシーンを意識して逆バージョンにしたのかな、なんてことをちょっと思いました。
    勘繰り過ぎか。

  • 緻密で美しい映像、そしてサイボーグの現代版定義付け。私は加速装置の何たるかを全く理解していなかった。なるほどこんなに凄いものだったのか。各々の得意技もリアルに描写され、躍動感あるBGMに彩られすっかり魅了された。これは劇場で観たかった。特にジェットとの空戦は迫力満点。日本のアニメってホントに凄い!
    ラストに向けて皆が赤いコスチュームに着替えた時には懐かしくて泣きそうになった。マフラーは黄色なんですね。あまりの長さに踏んづけないか心配しました。
    映像の素晴らしさとは裏腹に、ストーリーはよく分からなかった。彼の声は科学的にきちんと解説すべし。
    今回GyaO!にて通勤の往復時に鑑賞。いい時代になりました。

  • 009を観るのは初めて。はじめは期待せず見ていたのだけれど内容が好みで面白かったです。最後は自分の解釈でよかったのかな?と視聴者の捉え方次第な結末だったけれどそういう捉え方次第な所好きなので笑
    とりあえず平成アニメすすめられたので見ようと思います。

  • 攻殻は組織化されたところから、いかに個を確立するかをテーマにしていたと思う。(もう観てから二年近く経つから記憶が曖昧だけど笑")

    その一方この009は、個が意図せずに組織化されることをテーマとしているように思った。

    攻殻では、電脳化された人間やサイボーグが溢れていて、ハッキングにより操作され、身体を乗っ取られる危険がある時代。ゴーストと呼ばれる得体のしれないものと、電脳化という管理された下での葛藤。管理されているようでいて、心という個人を確立しようとする姿をみた。

    009では、電脳化などされていないいわゆる"普通の人間"が大多数を占める世界が舞台となっている。それにも関わらず、侵略される思考。ここが攻殻とは決定的に違う。最初は意図された戦争が、意図していなかった"彼"を生み出す。その"彼"が、"言葉"と共に存在し、それそのものだと言うのであれば、"彼"はすなわち"自らの思考"であり、強いては"自分そのもの"であるのだと思う。

    ここで面白いのは、誰も彼もが「彼の声を聞いた」と言うことだ。これは、宗教ではないとされている。そして、その声を聞いた人々が、申し合わせた訳でもないのにそれぞれに行動を起こしていく。

    最初にジョーが「僕はずっと高校生を続けているような気がする。ぼんやりとしていて、なんだかよくわからないんだ。」というような言葉を発するシーンがある。確かに、サイボーグであるジョーは博士により記憶を消され、高校生活を何度も繰り返させられてきた。その高校生活を繰り返す中、サイボーグであるこのジョーも"彼の声"を聞いたのだ。つまり、これによりサイボーグであっても、人間であっても"彼の声"を聞くことがあり、しかもその声に従おうとしていることが分かる。

    "彼の声"、これが聞こえるのはどのような人々なのか?

    こんな人生でいいのか、先が見えなくて不安だ、こんな世界ならリセットした方がいい・・・世の中への絶望、自身の無力感、つまり自分の生きる目的を見つけられていない人にこの"彼の声"が聞こえるのではないだろうか?

    事実、ジョーが自分は009であったという記憶、そして自分の使命を思い出してから"彼の声"は聞こえない。そして、目的をもって生きている人々にも聞こえていない。つまり、"彼の声"は自分が存在している意義がわからない人々に聞こえている。その人々の不安が、集団心理というものによって、個々のバラバラだったものが意図せず組織化され、事件を起こしていったのではないだろうか。


    「同じ言葉でも、今の僕には違う意味にとれる。」

    最後の方でジョーがこの様な言葉を発する。これは、心の状態によってものの捉え方が大きく変わることを意味している。集団心理がマイナスに働く場合、その原因の多くが恐れによるものである。この作品は、「なんとなく生きている」人々に警鐘を鳴らすと同時に、生きる目的を考える大切さを伝えてくれるものだと思った。



    神山健治監督だ〜いすきっ(*>∀<*)♥

  • 劇場で何度も見ましたが、自宅での観賞もまた格別!改めて、この作品の素晴らしさに感無量です。『RE:CYBORG』との出会いは、私の人生に残る体験になりました。しかし豪華特典をBlu-rayバージョンにしか付けないという鬼畜の所業をしたVAPを私は許さない…!

  • WOWOW

  • [ネタバレたっぷりあり]

    うーん、途中までは面白かった、というか、「彼の声」「天使の化石」と風呂敷を広げまくってたので、どうたたまれるのか期待してたら、え? おしまい? ポカーン……。

    エンドロールの最後、月の裏側に天使の化石があるってことは、物理的にそういう存在がいたってことだろ? それと「彼の声」はどう関係するんだ? なんとなく集合的無意識がひとつのテーマになっている気がするけど。ハインリッヒが説明していた、ピュンマによる仮説「脳=神」というのはおもしろかったけど、それが「彼の声」と具体的にどうつながっていくのかがよくわからん。

    ヒトがまだ霊長類のひとつの種でしかなかった頃、狩猟による獲物の捕食を通じて「死」の概念を獲得。
    「ヒトと獲物の神秘的な連帯性」−−エリアーデ
    ヒトの祖先をホモ・サピエンスに進化させた。

    やがて死の概念は自らの死の恐怖へとつながり、ヒトはその逃れられない力から解放されようとして偶然「神」を発明した。

    自然の圧倒的な優位性から身を守るために宗教が生まれた −− フロイト


    「「彼の声」はその声を聴く者や、聴く人の立場によって聞こえ方は様々だ。こうして僕らが彼の声に抗ってみせることで、もしかしたら僕たちの意思を継ぐ者が現れるかもしれない。」
    「それこそががれの真の目的?」
    「おそらく。だからいまの僕にできることは、これしかない!」

    「確かに人は愚かな存在だ。人は寄り集まると、抗いようのない集団無意識によって、いともたやすく堕落する。けれど、人類一人ひとりは不完全であるがゆえに、予期しない驚きと新しい発見、そして無限の可能性を秘めている。だからこそ素晴らしいんだ! だがあなたは、そのことに気づき、あなたの問いかけに答え、命懸けでこの世界を救おうと抗った者たちの想いを踏みにじるのか!? それでもまだ、人類を、世界を滅ぼすというのか!? 答えてもらいたい! 神よ!」

    ここでいう神とは(脳が作り出した)形而上的な存在ではなく、なんらか人類に対して直接の影響力もたらす存在だろう。その神に対して人間の存在とはなんなのかを問うて核ミサイルとともに爆発したジョー。

    なぜかベッドで起き上がり、フランソワーズは水の上を歩いてくる。ピュンマは気がつけばここにいた、と言う。002「ここはどこだ? お前たちがいるってことは天国か?」 ギルモア博士「いや、ここは紛れもなく君たちが救った世界だよ」 004「これこそが彼の声を聞いた誰かが強く望んだ世界なんじゃないのか?」
    ジョーが目覚めた家はフランソワーズの「セーフハウス」。そしてそこには天使の化石が。

    んー、だとするとこれは009が望んだ世界? さっぱりわからん。誰かがテレビシリーズのスタートみたいと書いてたがまさにそんな感じ。バラバラだったサイボーグたちが再び集まり、ここから新たなシリーズが始まり、「彼の声」の謎も解き明かされていく、というような。

    ピュンマやジェットがみた金髪の少女はなんだったのか? ジェットも自分が知らないうちにペンタゴンの中を飛び回って破壊活動をしていたのはなぜか? ジョーと一緒にいた高校生の彼女は実在しないのか?

    どうやら原作の「天使篇」あたりとのつながりがあるみたいで読み返したくなった。昔読んだけど、忘れちゃったな。そもそも「天使篇」自体が未完だったような気がする。

    ああ、でもひさしぶりに神の存在、人との関係、人はなぜ神を作り出したのか? なんてことを考えた。そういうきっかけになった意味ではよかったかな。

    -----

    フルCGの絵はきれいだったけど、見ているうちになれちゃうしな。

    噂に違わず、003のエロさは半端じゃない(笑)。久しぶりにアニメの見た目で「いいオンナ!」というのを見た気がする。ただなー、瞳がキリッとしすぎているのがちょっと違うんだよな。原作の潤んだような黒目がちの眼がいいんだけど、まあ仕方がないか。

    ここまでリアル路線だと、赤いユニフォームに着替える意味がいまいちわからん。さらに超ロング黄色マフラーも、見た目の演出的にはかっこいいが、普通に考えたら邪魔だよな(笑)。

  • 物語の舞台は、2013年の現在。
    ロンドン、モスクワ、ベルリン、ニューヨーク、上海・・・・・・大都市の超高層ビルが次々と崩壊するという、同時多発爆破事件が発生。
    いつ、誰の意思で計画されたかもわからない無差別テロは、世界を不安とパニックに陥れていた。

    かつて世界が危機に陥るたびに、人々を救った9人のサイボーグ戦士がいた。その役目を終え、各々の故国に帰っていた
    ゼロゼロナンバーサイボーグ達は生みの親であるギルモア博士からの呼びかけによって、再び再結集しようとしていた。
    一方、ゼロゼロナンバーサイボーグのリーダーである日本人、009こと島村ジョーは、過去の記憶を消し、東京・六本木でひとり暮らしていた。
    サイボーグ戦士最後の切り札であるジョーは、ギルモア博士によって30年間、3年に一度、記憶をリセットされ、高校3年間を繰り返していたのだ。

    全世界同時多発爆破事件の犯人とは?ヒーロー不在の時代、彼らは、誰がために戦うのか?
    彼らが立向かう、新たな時代の「正義」とは? ジョーの記憶が呼び覚まされた時、ゼロゼロナンバーサイボーグの、新たな戦いが始まる!

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著者プロフィール

1966年、埼玉県生まれ。アニメーション監督、脚本家。株式会社クラフター代表取締役 共同CEO。背景美術スタッフとしてキャリアを開始。2002年、『ミニパト』で監督デビュー。代表作に『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズ、『精霊の守り人』『東のエデン』などがある。2017年3月、初の劇場オリジナル作品『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』が公開。

「2017年 『映画は撮ったことがない ディレクターズ・カット版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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