- 本 ・ゲーム
- / ISBN・EAN: 4948872760096
感想・レビュー・書評
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数年に一度あるかないかというくらいに物語に完全に引き込まれた。ゲームという媒体で、これだけ成熟した物語をきわどい切り口で(そしてこれだけの予算をかけて)語ってみせたことに賞賛を送りたい。中盤くらいからは二人の物語が終わってしまうのが惜しくて仕方なかった。
とにかくシナリオと、それを伝える表現の方法が飛び抜けていたという印象。ゲームのシステムと伝えたいストーリーが相乗的に作用し合っていて、こうした手 法のゲームとして理想的な作りだと感じた。特にエリーの存在感。一人ではないからこそ安心できる部分と、二人だからこその恐怖が、物語の強度にしっかり繋 がっていた。
プレイ時間は18時間ほど。
プレイ体験を振り返ると、主観的、かつ個人的な経験としてその内容が思い出される。客観的な観察の記録ではなく、体験としての記憶になっているという点で、映画ではなくゲームであることの意味をしっかりと持った作品だと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゲームというようり、プレイする映画に近かった。
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ある日突然発生したパンデミックによって大切なものを全て失った男ジョエルとパンデミック発生以前の世界を知らずに育った14歳の少女エリーが荒廃した世界を舞台に二人で旅をする作品。
ジョエルはパンデミック以後隔離地域で闇取引の運び屋をしておりその仕事の一貫でエリーと出会い、仕事の名目で隔離地域の外に連れ出すことになる。
最初は運び屋と荷物と言う関係上信頼関係も無かった二人だが、世界が荒廃する原因になった寄生菌に感染し理性を失い人を襲うようになった怪物や、他の生存者からの略奪を繰り返し隔離地域の外で生活する人間との死闘を繰り返しながら徐々に信頼関係を築き上げながら世界を旅し自分達の目的に近づいていく。
この作品のストーリーの面白さを理解する上で重要なのは、荒廃した世界でのエリーとの旅の中で変化するジョエルの心境の変化、外の世界を知らずに暮らしていたエリーが外の世界を旅する事によって良い所、悪い所を知る事によって描かれる成長、その二人を取り囲む残酷でありながら時に美しい壮大な世界観がある。
また、旅の中で出会う様々な人物もそれぞれの考え方でこの世界を生きており非常に魅力溢れるキャラが揃っている。
時に協力して生き抜き、時に敵対する事になり、そうやって繰り返す出会いと別れの中で描かれるジョエルとエリーの心境や信頼関係の変化や成長の描写もまたこの作品の魅力である。
そうやって旅は続き作品内での時系列はおよそ1年経つ、その末にたどり着いた目的地でジョエルに迫られる選択、ジョエルが選んだ結末とエピローグでのエリーとの会話は1年と言う時間をかけて築き上げてきたエリーとの信頼関係の強さをよく表しており同時に物悲しさもある。
後味が良いとは言えないラストだがジョエルの選択には非常に説得力がありプレイヤーを納得させるには十分なシナリオである。
ゲーム性についても非常にバランスが考えられており、旅をする中で手に入る資材から武器を作りそれを使って敵を倒していく、しかし手に入る資材は多くなくストックできるアイテムや銃の弾の数も少ないので無闇に使うとすぐに無くなり一気に窮地に立たされる。
その為敵に見つかってないエリアでは基本的に隠密行動で一人ずつ暗殺していくのが基本。
しかし感染者は即死技を持ってる敵も多く、生存者は銃器や鈍器を所持しており一人一人が高い攻撃力を持っており、見つかるとそのままゲームオーバーになる可能性も高い、その緊張感もこのゲームの世界観の残酷さを上手く演出しており戦闘面でもかなりクオリティの高い出来になっている。
海外のゲームと言う事もあってバグの報告こそ多数されてはいるもののシナリオ、キャラ、システム、戦闘、ゲームバランス、世界観、グラフィックの全てがかなり高水準に纏まっており個人的にPS3のゲームではダントツの出来と言えるレベルの作品に仕上がっている。
アクションゲームが好き、又は何か面白い作品がプレイしたいと言う方には間違い無くオススメできる作品である。 -
サバイバル・ゾンビものです。いつかプレイしたい(by お兄ちゃん)。グログロ注意です。youtubeで実況がたくさんあるけど、実況者さんによっては激しく酔います。よく選んでからみて、遊ぶかどうか決めることをおすすめします。高校生未満は絶対お勧めしません。
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サバイバルホラーアクションアドベンチャーゲーム。
ステルス要素のあるTPSゲームで、クラフト要素等も。
グラフィックも綺麗で没入感が有りますが、自分には難易度の高い作品(汗) -
アドベンチャー要素の強いゾンビゲー。
ストーリーの構成がばっちりで、とくに序盤の掴みの部分がうまくできていると思う。すぐに作品にのめりこめた。
エンディングの流れも綺麗で終わった後心に残るものがあった。
ゲーム自体も程よい難易度でうまく武器やアイテムを駆使しながら進めていく面白さがあった。とくに武器の強化が重要でどれを強化するか考えながら進めていく楽しさがあった。不自由さがこのゲームを面白くしている。
マイナスポイントはあまりないが、ボス戦がいまいちパッとしないのでもう少し魅力的なボス戦がほしかった。 -
ストーリーとくにラストが好み
長い -
いまの所今年一番のゲーム。こういうストーリーを待ってたんだよ!と言いたくなるほどのストーリーとゲーム性のそつの無さ。不満が全然無い。ウォーキングデッドをちょっと前に観ていて丁度こういうのがやりたかったのもあってもう終始テンションが上がりっぱなしだった。
日本語吹き替えのクオリティも高いし、表現規制も最小限という感じなのも好印象。しかし首チョンパは規制するのに手足の欠損、お腹に穴あいて内臓でろーんは規制しないというCEROの基準とは一体… -
久々に超オモロイと思えるゲームやった気がする。
映画並のストーリーで、バイオなんかより全然怖い。
ラスト身構えてたのに拍子抜け喰らったけど、良い終わり方でした。