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感想・レビュー・書評
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「教養」とのフレーズに惹かれて購入。実は、facebookの知人さんのタイムラインにて教えていただいていた一冊でもあります。ぱらぱらとめくりつつ、佐藤優さんが講師と見つけてなるほどと。。
「教養とは「学術的な『知』を生活と結びつけて活用する能力」」、ふむふむ、教養とは教えられるものではなく、自らで育てていくもなんだなぁ、、とあらためて実感です。そして、育てるには基礎知識が必要だなぁ、、と、リライトしないとですね。。
なお、教養のレッスンとして、「宗教」や「ワイン」、「文化的素養」などを素材に挙げられていますが、個人的には「「自国の歴史」を語れなければグローバルな教養人ではない」との点に強く共感です。また題材として『ハーバード白熱日本史教室』などもあげられていて、やはり読まれていたかとも。
そして、イギリスはさすが、教養を前提としたエリート教育がしっかりしていて、「イートン」の在り様は凄いなぁと。で、戦前の日本でも同様のエリート教育を行っていたとのことですが、、欧米、特にイギリスのエリートと渡り合うためには「文化的素養」が必要で、それには戦前の教養の高さを再び取り戻していかないと、なのでしょうか。
なんてことを感じながら、『「武士道」解題-ノーブレス・オブリージュとは(李登輝)』を久々に読み返してみようとも思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
佐藤氏の教養についての特集が印象に残りました。
特にRussiaの中学生と高校生が学ぶ歴史教科書の厚さに圧巻です。
日本の教育はひたすら入学試験に向けた勉強方法なので、これだと本当の勉強、教養にはなりません。
Englandのイートン校の教育姿勢にも、Franceの教養にも惹かれました。
Wineの教養で「無国籍の共通言語」という箇所に一瞬目が止まり、
Classics Musicと同じだと感じました。 -
「朝、カフェで読書会」の課題図書でした☆
アメリカの経営者・政治家は自分の哲学や生き方を話す。日本の経営者・政治家は、会社の説明をする。(読書会)
だから不景気といえど、やっぱりアメリカは侮れない!
★アメリカ砂漠の中の大学生の言葉
「思考は経験によって実体を持ちます。思考は行為を説明するだけではなく、行為を強いるのです。」
★シリコンバレーの起業家養成所、Y combinator
・「アイデア」より「チームワーク」重視
★Facebook
・ザッカーバーグですら自分の部屋を持ってない
・自分が面白いと思えば、誰でも開発に参加できる臨機応変な組織
★Google
・バカなアイデアを言い合える環境がストリートビューを生み出した
・何かをするための許可を事前に求めるよりも、実行してしまって後で許しを請うことを良しとする文化がある。
・面白いアイデアを思いつけなかったら、仕事をしてないのと同じ
・スタッフが吹雪に苦しみながらエベレストのストリートビューを実現「景色を見せたかった」
・「記憶に鮮明に残っているのも、私が誇りに思っているのも、自分で思いついてやったプロジェクト」確かに。
・アイデアを思いつくのは難しくない。膨大な数の中からアイデアを選び、それをやり抜くことが一番難しい
★Apple
シリコンバレーではアイデアを持った人が会社を転々としつつ、自分がやりたいことをやっている感じです。
★Pixar
・カリスマ性で引っ張っていくリーダーもいますが、通用する範囲が非常に狭い。全員参加ではなく独裁だと現場でやっている人たちは楽しくない。楽しくなければいい作品はできない。
・ゴールの位置さえ共有できていれば、そこまでの経路は各自の裁量に任せられる。
★Jump Associate
・ブレインストーミングを成功させる上で重要なのは、アイデアの質に関して、判断を保留する雰囲気づくり
・「空の旅を最悪にするもの」を考えさせてから「最高のものにする」アイデアを出すブレインストーミング: 飛行機の席をお金と引き換えに交換するサービス
・飛行機エンジン部門の新しい収入源を考えるために、玩具店や料理器具専門店に行かされた
★Ideo
・常に生活しながらリデザインする
・どんな質問でも答えられる人ではなく、誰でも答えたくなるような質問ができる人。他の社員が引き立てるような素晴らしい問いを発することがリーダーの役割
・後輩をメンターにする
・ダブルデリバリー(上司に言われた通りの仕事と自分が良いと思う仕事の両方で提出する) -
「教養」がテーマ。
いろんな学校や、教養論が紹介されていて
興味深かった。
後半の、
「世界を変えるアイディア」はこうして生まれる
はなかなか面白かった。 -
今回のクーリエの世界シリーズは、教養に焦点を当てている。教養は、受験と違ってこれだけマスターすれば合格するマル秘テクニック50なんてものはない。付け焼刃で供用を身に付けたふりをしても、違いの分かる人が見れば、すぐにナノレベルの薄い教養の持ち主だと見抜かれてしまう。
とは言っても、ないよりはあった方がいい。あって困ることはない。あの佐藤優氏によると教養の身に付け方には2種類あるとしている。1つは、仕事に関係のある分野を無制限ではなく「天井」を設置して学と言ったやり方。もう1つは、人生の幕引きの際、本当に学んでおきたかったと思うことを学ぶとある。人生には、有効期限があるので、教養も手当たり次第に学ぶとはいかないからなあ。学ぶだけで人生を消化する気がする。
教養の一つに哲学がある。その哲学を重視ているのがフランス。大学入試資格を得るための全国で行われる国家試験「バカロレア」で、問題文が1行で、4時間かけて解く。日本の筆記試験とはレベルが違う。
記事では、フランスの哲学の教師は「高校の最終学年で学ぶのは哲学でなく、哲学することだ」と繰り返し言うと書かれている。哲学を学んでいるうちは、また甘ちゃんという事か。「ヒエー」。
クーリエをめくっていると多様な教養があってフムフムト思った。
読んでいて、うーんと思った記事がった。それは、「閃辞族(シャンツーズー)」と言われる若者の存在だ。この言葉は、90年代に生まれた若者たちが、企業に対する忠誠よりも自己実現に価値を置き、「稲妻のようにすぐ辞めていく人々」という意味で使うとある。日本でも似た若者がいると思われる。
チョコレートの世界もそんなには甘くないのが、この記事。ベルギーで本物のチョコレートを巡って論争とある。記事によると1912年、ブリュッセルの菓子店ノイハウスが、「プラリネ」と言うナッツに飴を付けてペースト状にしたものがベルギーチョコの代名詞になったとある。その後、模倣品は出回って、業界が黙っていられなくなり立ち上がったと書かれている。チョコでちょこっと一儲けしようというワルがいる証拠だな。
アイディアの殿堂のシリコンバレーで、「世界を変えるアイディア」はこうして生まれるというもう1つの特集を取り上げている。世界から人がやってきて、アイディアを形にして、新たなライフスタイルを提案し続けているシリコンバレー。日本と決定的に違うのが、世界中から人が集まる、資金を提供してくれる人がいること。
スイーツ好きにはたまらない記事がある。それはケンタッキー州の「ドーナツ街道」を巡る旅だ。甘ちゃんのモクモク羊にとっては、ロマンチック街道よりもドーナツ街道の方が行って見たい気がする。とは言っても、人工着色料で厚化粧した「ケバイ」ドーナツは、ノーサンキューだ。
おまけ
フランスの大学に通うために必要な試験に「バカロレア」があります。その試験をもし有名人が受験したら、どんな回答を書くのかという想定のもとに書かれた解答集です。全部フランス語ですが、読んでみたい方にお勧めです。
Copies du bac
http://www.omeisha.com/?pid=56416387 -
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【期待したもの】
・ブックガイド
【ノート】
・ブックガイドはあまり魅力を感じなかった。佐藤優が最初に登場してるが言ってる内容は「読書の技法」などと同じ。こういうのって同じネタを繰り返しでやってもウケる芸人みたいだな。ただ、ルーマンの「信頼」を挙げているのが小手先のテクニックか。「読書の技法」ではハーバーマスだったから。 -
『教養』と言う言葉に惹かれてん購入。かつての日本の強さは教養をバックにした活動なのだなと納得。おすすめ本は今ひとつな感じがしたが、自分にあったやり方で教養を身に付けるヒントは得られると思う。
アイディアに関する特集で覚えておきたいこと。『他の社員を引き立てるようなすばらしい問いを発することがリーダーの役割』『日本人に足りないのは自信だけ』『好きなことを、リラックスして、とことん突き詰めて』『成功から学ぶことは少ない。失敗は全てプロトタイプ』
なかなか日本の企業では難しい。本当に好きでやらないといい結果はでないという事だな -
さぁ、目を覚まそう(笑い)
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日本人に足りないものは「自信」。失敗は死語。いまではプロトタイプという言葉でしか失敗を捉えていませんからね。ダブルデリバリー。アイディオ副社長。思考は経験によって実体を持ちます。思考は行為を説明するだけではなく行為を強いるのです。