- Amazon.co.jp ・電子書籍 (326ページ)
感想・レビュー・書評
-
こういう人間行動的な本は面白いです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった
引用もぎっしり -
ビジネススクールで教鞭をとる著者が書いたブログをもとに出版した書籍。
成功した企業、失敗した企業、それぞれの事象の本質を探ろうとする。読者が斬新に感じるのは経営学のアプローチとは少し異なる方法で探るから。例えば人食い人種の話を例に出して、施策は短期的にすぐ効果を生むが、その副作用はしばらく後に出てくる。もしくは全く気づかないうちに手遅れになる…など。例証が鋭く、わりと冷静な分析だと思う。
原書の題名はBusiness Exposed: The Naked Truth about What Really Goes on in the World of Business. これをヤバいと邦訳するのは過剰表現。 -
中身はまともと思う
-
余談たっぷりで読み口は軽いものの、内容はすべてアカデミックでの知見や、豊富な企業の調査やコンサルティングの経験から得た事実に基づいて記述されている。
紹介するトピックは、M&A、リストラ、成果主義、イノベーション、経営戦略、組織改革など。
【主な内容】
Introduction モンキーストーリー
Chapter 1 今、経営で起きていること
Chapter 2 成功の罠(とそこからの脱出方法)
Chapter 3 登りつめたい衝動
Chapter 4 英雄と悪党
Chapter 5 仲間意識と影響力
Chapter 6 経営にまつわる神話
Chapter 7 時間の中での歩き方
Chapter 8 目に見えるものと目に見えないもの
Epilogue 裸の王様 -
一般に優れていると言われている経営者は本当にすぐれているのか、逆にダメ出しされている経営者は本当に無能なのか、なぜほぼ失敗するとわかっている企業買収が実施されるのか、なぜ役員報酬はあれほどたかいのか、などを定性的に語るとても面白い本。あとがきによるとこれらの定性的記述には定量的証拠があるそうなのでこれまた面白い。
-
1966年の優良企業が2006年には2/3が存在していないという話を読んで思ったのは、時代の変化についていけなかった会社だけでなく、自らの理念を達成し堂々と引退した会社もあるのかな?ということ。倒産=負けとは限らないのかもしれないなと思いました。
-
タイトルと裏腹に内容は真面目で、様々な研究結果をもとに企業買収やリストラといった経営の世界で当たり前に行われていることについて、主に負の側面について解説されている。
革新的な企業についての分析や、社員のやる気についての話もある。
経営者ではない素人でも面白くスラスラ読めるのでおすすめ。