- Amazon.co.jp ・電子書籍 (510ページ)
感想・レビュー・書評
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人生崖っぷちの3人の主人公の人生が絡み合うのはラスベガス。カジノのスロットでまさかのジャックポッド。そこからのドタバタは単純に楽しめる!しかしその緻密に計算された運びはさすが。あっという間に読みきった。なにも考えずに読める本もときにはいいなぁと感じた。
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全ての登場人物が愛らしい。
ギャグ満載だが、しっかりとしたストーリー展開。
そして、まるで映画を観ているかのような臨場感。
とにかく面白かったです。 -
ラスベガスのスロットで天文学的なあたりを出した人たちの話。
きっかけは浅田次郎がラスベガスであった日本人。
大したことないことで500ページの小説を作るなんて!
どこまでホントでどこまでが嘘なのか錯覚する。 -
That's Entertainment! 地上最大のエンターテイメント・シティ ラスベガスを舞台に、波瀾万丈(荒唐無稽とも言う)のストーリーと、漫才さながらの掛け合いが展開する浅田次郎の傑作エンターテイメント。登場人物は、全てを失なってベガスに辿りついた 3人の主人公、ベガスに夢をかけた年老いたシシリア・ヒットマン、その夢を託された老女と、どの一人を取っても一編の小説になりそうなユニークさ。もちろん、彼らが手にするのは、単なる幸運のジャック・ポットではなく、チャンスに賭けて自ら握み取った幸福だ。
舞台となるホテルこそ架空の存在だが、フラミンゴ、ベラッジオ、シーザーズ・パレス、MGMグランド、ベネチアン、ザ・ミラージュ、パラッツォなどなどストリップを囲む有名ホテルが次々と登場し、バーやカジノにおけるマナーを巧みに紹介しつつ、この街の魅力をあの手この手で伝えていて、最高のラスベガス観光案内ともなっている。
ギャンブル嫌いな性分なので、ラスベガスにはあまり魅力を感じていなかったのだが、この小説を読んで、一回は遊びに行こうと思った。