ドラマCD オジサマ専科Vol.9 The Noble Class~可憐な相続人~

アーティスト : 麦人  森功至  松本保典 
  • TWOFIVE RECORDS (2013年5月28日発売)
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  • / ISBN・EAN: 4523858901511

感想・レビュー・書評

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  • 発売が決まった当初は、麦人さん、森功至さん、松本保典さんのキャストの他に、永井一郎さんの特別参加の旨がスタッフブログに記載され、もうそれだけで過去のシリーズ以上に期待が膨らんでいました。
    そもそも乙女向けなドラマに、森さんと麦人さんがご出演という時点で、製作者側の並々ならぬ意気込みと、聞き手の需要を把握している姿勢がうかがえます。


    買ってしばらくそのままでしたが、仕事でやりきれない思いを抱えて悔し涙した夜に、このCDを開封しました。



    以下は、若干のネタバレを含んだ感想となっております、ご注意ください。


    冒頭からいきなり重厚なBGMで一気に現実から、ドラマの世界に引きずられます。まるで映像が見えるようです。

    戸惑う聞き手をやさしくナビゲートしてくれる執事の吉岡さん(永井さん)に癒されます。
    ゲームでいうところの「攻略キャラ」に吉岡さんは入っていないので、完全に脇キャラ扱いですが、存在感はさすがですし、これがゲームだったら2周目以降の攻略対象追加キャラになってもおかしくないほど、主人公に誠意で接してくれます。

    そしてオジサマ3人とご対面。
    遺産相続絡みなので歓迎はされないとは覚悟していても、露骨に嫌味いわれると結構凹みます…(苦笑)。
    オジサマ3人のうち、好意的に迎えてくれるオジサマは一人だけで、後の二人は明らかすぎるほど敵視…いや敵にすらなれてません、主人公を餌にたかる蟻よばわりですからね…。
    2対1の勢力図ですが、先ほどの吉岡さんを入れれば主人公の味方は二人。
    とにかく吉岡さんが必死で主人公をかばってくれるので、この時点ではむしろ吉岡さんに心奪われました…。とはいえ、吉岡さんは使用人なので、伯爵方に対してはあまり強く出られません。
    そこでフォローに度々入ってくれるのが、森さん演じる美濃部伯爵。
    そのあまりの紳士っぷりに、「ここまでいきなり最初っかり直球攻略コースだと、後で何か波乱があるんじゃ…」なんて深読みしてしまうくらいでした。
    美濃部伯爵が中盤、主人公に「騎士(ナイト)」宣言する辺り、森さんの声が良い意味で天然たらしっぷり(ごめんなさい、言い方よくないかも知れませんが、褒め言葉です)を演出していました。
    エースをねらえ!の藤堂先輩の頃と変わらず、いやそれ以上に深みをました騎士ボイスですね。ここ最近の吹き替えとかナレーションの声音よりやや若く演じているようです。
    主人公を「守る側」ポジションのオジサマです。

    相対して、他のオジサマ二人はツンデレキャラ?…と思っていたら、後半でうち一人が若干のヤンデレと判明。

    ツンデレオジサマ園枝伯爵はじわじわと頑なな心がほぐれていく辺りのシーンが最大の聴き所です。意外に早くデレ期が到来と思いきや、みんなの前ではまだ嫌味キャラの仮面に逆戻り。でも2枚目CDの後日談ドラマでは、一番のキス魔になるというデレっぷりでした。
    主人公にとっては「対等な相手」ポジションかと。まぁ恋愛面では彼が主人公にかなりどっぷりになるんですが。麦人さんの声でデレられると、聴いている側も相当照れます…。

    そして若干のヤンデレ要素ありの真宮寺伯爵は、お坊ちゃん育ちのヘタレと見せかけて唯一実力行使に出るという意外な行動力が。彼の良さを表現するシーンが若干時間が足りない感じはしましたが、主人公が割と勇敢というか凛々しい面もあるので、最終的には主人公に「守られる側」ポジションに。(守られるというと若干語弊がありますが…。)



    公式サイトの収録インタビューページには、4人の写真と感想が載っていますが、CDのフリートークではドラマの趣旨からから、永井さんは残念ながら参加されてません。
    あとフリートークで、年齢的には1個下のはずの森さんが「麦人ちゃん」と親しみをこめて読んでいたり、先輩二人を前にしても緊張しすぎない感じでツッコミいれていたり「また飲みにいきましょう」的に発言に、ほんわかした先輩後輩関係を感じたり、他ドラマのフリートークではなかなか聴かない感じのトークで面白かったです。
    あとオジサマシリーズのトークって、キャストの皆さんの「恥ずかしいですね」という感想をよく聴く気がするのですが、今回のトークにはその言葉が出てきませんでした。乙女向けとはいえ、世界観が特殊なことから、役者陣は「貴族っぽさを表現する・品の良いオジサマを演じる」部分に言及されてました。


    キャストも内容もなかなか類を見ない中身で面白かったです。
    強いて言えば、色々伏線がありそうなのに、あっさりと物語が展開していったので、脚本次第ではもっと長く濃厚なドラマ展開ができたように思います。主人公の母親が屋敷を出た理由も、会話にちらっと出るもののもう少し知りたいなと思いましたし、この三人のオジサマの葛藤や思い出シーンももう少し長くても良かったかと。ところどころ急展開な部分がありました。
    CD2枚目が短いドラマとトークのみなので、ドラマパートの3分の1くらいは、2枚目に収録するくらいの構成でも良かった気がします。

    今までのシリーズでオジサマ達が主人公に対して告白をした後は、あくまでも「恋人関係になる」という印象が強かったんですが(聴いていない弾もあるので比べられませんが)、ここでは「求婚」という直接的な単語が飛び出して、その辺りが新鮮かつ非日常的で印象に残ります。

    後日談ドラマだけは毎回ダミーヘッドマイクでの収録なので、本編ドラマ以上に距離が近い演技が聞けるわけですが、聞き手が小心者なので、相変わらずこの抱きしめられる演出が聞きなれません…(苦笑)。
    聞き手として、こっぱずかしかったのは、やはり「プリンセス」と呼ばれる点でしょうか。日常生活ではありえない呼び名なので、どんな愛の言葉よりも衝撃度が凄かったです。
    あと、主人公が3人のオジサマのうち一人を選んでしまったら、この屋敷のバランスはどうなるんだろうと余計な心配をしてしまいました。特にヤンデレ伯爵は耐えられるのかなぁ…と。個人的には、主人公は誰も選ばずに、全員で屋敷を守っていってほしいと思いましたね…。


    このシリーズ第9弾が三者三様で、いや4人分濃かった感じなので、その後につづけて未開封だったVol.4を開けて聴いてみたのですが、薄味に聞こえるくらいでした。

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