夢を与える (河出文庫) [Kindle]

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  • 河出書房新社
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感想・レビュー・書評

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  • 終わり方、きつかったなあ……!でもいろいろ考えさせられる話だし、やっぱり描写はお上手だなあと思う。まるで芸能人であることが普通かのように思ってきちゃうもんね……どうあれ、と分かりやすく定められない存在だなと思う。タイトルの皮肉さ。

  • そういえば綿矢りさの著作を手にとるのは初めてかもしれない。
    盛り上がりに欠ける構成だが、それは淡々と流れていく時間(夕子の成長)をひたすら描写しているからなのかな、と思った。
    感想を書きにくいと感じたのは、開幕と幕切れが主人公・夕子ではなく、それぞれ母親と新聞記者であるところだろうか。夕子は主人公である一方で、小説の中では第三者から観測される人物だった。夕子自身の心理描写はあるものの、そう語っているのを誰かに聞かせているような印象だった。「夢を与える」というタイトルとは真逆の結末を迎えるものの、そこに大きなメッセージは無く、ただ淡々と時間が流れていくだけだった。
    しいて言うならば、人生とは虚構のようなもので、もし自分の人生を物語にしたとしても、こんな始まりとオチが待ち受けているのではないだろうか。人によって命を与えられ、人によって肉体を終わらせるのだから、虚構といっても差し支えない。
    小説からはいまいちメッセージを受け取れなかったが、自分が男だからなのか、こういう人生を理解できないからなのか、よくわからない。
    おそらくだが、「蹴りたい背中」や「インストール」を読み、著者・綿矢りさの人生を追想できるような状況にいれば、また違った感想を抱いたかもしれない。多分、そういう小説だったんだと思う。

  • よくある「墜ちていく」話しかと思ってたけど、主人公の夕子と家族のキャラ設定が固くて最後までブレなくて、歳や年月や慣れとともに変わったりしなくて、そういうところが面白かった。ラストは読めるけど、細かい過程が読めない、というか。
    でもだからこそ、終わり方があっけなかったなぁ、と。よくある芸能界の狂気に墜ちていく、みたいなのじゃなくとよかったけど、あっさりしすぎていた感じがあった。
    というわけで、読後に不満残ったんで評価は★2

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