Gene Mapper -full build- [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
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レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (307ページ)

感想・レビュー・書評

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  • ーーー拡張現実が広く社会に浸透し、フルスクラッチで遺伝子設計された蒸留作物が食卓の主役である近未来。遺伝子デザイナーの林田は、L&B社のエージェント黒川から自分が遺伝子設計した稲が遺伝子崩壊した可能性があるとの連絡を受け原因究明にあたる。


    『オービタルクラウド』の藤井太洋の作品3つめ

    いまこの世界の延長線上にある、高度に発達した拡張現実と
    "デザイナーズ食物"とでも言うべき0から設計された農作物がメインのアイテムになっている近未来SF

    藤井太洋の作品は、技術的ブレイクスルーがもたらす希望と絶望を両方提示した上で
    悩みぬいて確信は得られないものの、希望を信じて向かっていく登場人物を描いてくれるから、読んでて気持ちいいね。

    俺が生きてる間に拡張現実が普及しねえかなあ。




    「私の喜びは変えようのない過去を生きることにはなかったのです。」

  • モロに好みの「近未来」なSFでした。

    インターネットがシャットダウンし、新たなネット世界が構築された2037年。遺伝子工学や拡張現実がむちゃくちゃ高度に発達し、農作物の多くも「蒸留作物」(すべての遺伝子が管理下に置かれた人工的な植物)となってて、そういった植物の外観に関する遺伝子をデザインするのが、この物語の主人公。
    そしてある日、彼がメーカー企業から依頼されて設計した、スーパーライスSR-06に異変が現れ、その調査に乗りだすのだが…。

    と、サイバーパニック系展開なお話でしたが、ストーリーもすばらしく、展開も早くて、このまま映画でえいがな!と思うほどのスピード感で、最高でしたね。

    また作中に登場する科学技術が面白く、特に「拡張現実(AR)」がものすごい!
    アバターを駆使し、拡張現実の中で、ヒソヒソ話をしたり、デスクワークをしたり、何が現実で、何が拡張した仮想現実なのか…こういう世界がまもなく来るのかと思うと興奮しますね。

    やっぱり「近未来」はワクワクします!

  • SFチャレンジ4作目。
    最初は横文字ふりがなが多すぎてうひゃ〜となりながらも、最後まで止まらず一気読みしてしまいました。
    クライマックスのあれやこれが少しわかりづらくてさらりと読み流してしまった。。
    プログラミングとかが少しわかるとより面白いかも。

  • やばい。人から勧められて読んだが面白かった!
    技術用語(IT、遺伝子)が出てくるのが苦手な人は読みにくいかもしれない。

  • Gene Mapper -full build-

  • たけの書見台。
    またセールにかかったら、読みたいかも。
    http://mkbamboo.net/2015/02/07/2082

  • Gene Mapperも読みましたが、プロットが同じものの別物のSF小説になってます。
    不足していた説明が完全に補われているわ、登場人物が増えているわで、二度目なのに面白かったです。
    キタムラさんの正体についてだけは、Gene Mapperの方が少しだけ詳しく書いてましたね。

  • 実に面白い近未来の世の中の姿。
    そして、ここに描かれている殆どが現存技術の延長線上にあるのが恐ろしくもあり、期待でもあり。

  • セルフ・パブリッシングで話題になった時に
    読みたいなと思いつつそのままになっていたが、
    早川書房の増補改訂版がセールで安かったのでようやく読んでみた。
    どのように変化したのかは不明なのだが、
    SF 的ガジェットが満載。
    でも、もしそれを削ぎ落とした時に残るストーリーが(ry

  • これぞ王道SF

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著者プロフィール

藤井太洋(ふじい たいよう)
1971年、鹿児島県奄美大島生まれの作家。国際基督教大学中退。ソフトウェア開発会社に勤務しながら小説を執筆し、2012年電子書籍『Gene Mapper』をセルフパブリッシングして話題になる。翌年、増補改訂版『Gene Mapper - full build-』を早川書房より刊行、単行本デビュー。2014年には『オービタル・クラウド』(早川書房)を発表、「ベストSF2014[国内篇]」1位、第46回星雲賞(日本部門)、そして第35回日本SF大賞をそれぞれ受賞。2018年『ハロー・ワールド』を刊行し、同作が2019年に第40回吉川英治文学新人賞を受賞。
2015年には日本SF作家クラブ第18代会長に就任している。

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