映画プリキュアオールスターズNew Stage2 通常版DVD

監督 : 小川孝治 
出演 : 生天目仁美  寿美菜子  渕上舞  宮本佳那子  福圓美里 
制作 : 東堂いづみ  成田良美 
  • TCエンタテインメント (2013年7月26日発売)
4.14
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  • レビュー :2
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4571390732711

感想・レビュー・書評

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  • ■タイトル名

    タイトル名:映画プリキュアオールスターズNew Stage2

    ■概要

    ある日、妖精学校からプリキュアたちのところに“プリキュアパー
    ティ"の招待状が届いたの!
    みんな大喜びでパーティ会場に向かったけど、そこにいたのは、あ
    やしい影。
    その影にプリキュアの変身アイテムを盗まれちゃった! どうしよう~!
    プリキュアに変身できないなんて大大大ピンチ! ! このままだと学
    校も、妖精たちも全部影に飲みこまれちゃう! !
    みんなを守るため、プリキュア32人が立ち上がる!
    (From amazon)

    ■感想

    もはや知らない主人公たちがわんさかですが、アニメとして伝えた
    い主張はそこまで変わっていないようです。

    ただ、これ何が伝えたかった?間違っても反省すればOK?と言いたい
    のかな?
    それはダメだろう。
    なんでも反省すればOKはありえない。悪いことををやったら罰せら
    れた上で、反省すれば、許されることもあるというのが正しい。
    今回の妖精は悪い事しても罰がなく、そのまま許されている。
    それはありえない。
    これ、プリキュア大好きないじめられっこが見たら嫌いになるん
    じゃないか?という感じだけど。

    オールスターのプリキュアですが、もはや、声なしや活躍の場が
    ほぼないキャラも多くなっています。
    まあ、あの人数いる上に、ストーリーの主役がプリキュアじゃない
    以上仕方がないでしょうね。

    つまらんなくはないのですが、ストーリーの主張が少し気になりま
    した。

    でも、このシリーズが好きな人には楽しめるのだと思います。

    ■自分がこの作品のPOPを作るとしたら?(最大5行)

    プリキュアオールスターズが再び!
    あのプリキュア達が、今度は妖精の学校を舞台に、
    巨大な敵と戦います!

  •  最近観た映画の備忘録です。
     久々に映画館で鑑賞しました。「映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち」。2013年日本映画。71分。小川孝治監督。
     プリキュアシリーズの映画作品の第14作。まさかプリキュアシリーズを見る日が来るとは思わなかったですね。予備知識ゼロ。
    ところが結構、面白かったんですね、コレ。

     あらすじ、内容。
     プリキュアシリーズの世界観や固有名詞やキャラクターはさっぱり分からないので悪しからず。

     見た目、犬のようなクマのような可愛らしい生物の世界です。これはどうやらみんな妖精、という設定みたいですね。
    そんでもってそこに小学校みたいな所があるんですね。
     そこにグレル、という名前の不良くんがいて、ぐれています(笑)。
    で、エンエンという名前の内気な子がいて、泣き虫でしょっちゅう、えんえん泣いています(笑)。
     グレルはぐれてるんですが、孤独な者同士?、友達のいないエンエンとつるんだりしています。

     で、このグレルが影の水晶玉(だったか?)と出会います。それは、その人の影を写して、その人のダークサイドが人間みたいな形で、つまり真っ黒の人間になって現れます。
    「なんかとにかくみんなめちゃくちゃにしちゃおうぜ」ということになるわけです。このへん、ヒトのダークサイドを描いて余すところないんですね。

     そんなグレルの影男の本音は、プリキュアと呼ばれる、変身する女戦士たちをやっつけたいんですね。
     で、プリキュアたちのパーティが開かれることになってて、プリキュアたち、続々、その妖精の世界にやってくるんですね。
     みんな、まさかそんな陰謀が待っていると思わないから、プリキュアたちはそれぞれ強いんだろうけれど、影の化け物にヤられちゃうんですね。
     どうやらプリキュアっていうのは変身する前提のヒロインなんですが、変身するにはそれぞれ何かグッズというかアイテムがいるんですね。
     それを奪われちゃったり、女の子自身が、「スターウォーズ」のハン・ソロみたいに凍結されてしまったりします。

     さてこういったことが進行する中で、張本人のグレルと、巻き込まれてなんとなく共犯者っぽくなってるエンエンのふたり。このふたりが、段々怖くなってくるんですね。
     所詮子供なんで、「別にそこまでしなくても」みたいな気持ちになる。
     心が震えてくる。

     で、影の化け物に「もうやめようか」みたいに言うんだけど、影の化け物は、人の悪意を受けてどんどん育っていくんですね。で、もうグレルの制御不能になってる。プリキュアを何人も何人もやっつけて、かなり化け物は大きく、強くなってるんですね。

     この辺の、悪意が暴走する感じ、良心がブレーキを踏み切れなくなってくる感じ。ダークサイドが強烈に支配する感じ。すごいんですね。影の化け物は増殖して、跳躍して、学校を壊し、街を支配するんですね。確信犯のテロリストですね。アナーキーですね。利益誘導型の悪役じゃないんですね。とにかく全てペイント・イット・ブラック、黒く塗れ、というロックンロールな感じなんですね。

     なんかこう、押井守的というか、遊川和彦的というか。魅力的なんですよ。ある意味、この映画は、この影の化物が主人公の悪漢物語。その破滅までのストーリイなんですね。オーソン・ウェルズですね。フォルススタッフですね。つまりコレ、娯楽作品の中で、舞台回しをしながら悪意ある価値観の言葉を吐いて、観客を魅了する役割ですね。シャイロックですね。そう、シェークスピアなんですよね。深いですねー。 真面目に、よくできてますよ。

     で、あらすじに戻ると、プリキュアと呼ばれるグループの中で、唯一、化け物にヤられちゃってない人々がいるんですね。
     これが、「ドキドキプリキュア」と呼ばれる4人組(だったかな?)の女の子たち。これはどうやら今放送中のプリキュアシリーズの主人公たちのようですね。
     で、この「ドキドキプリキュア」たちは今放送中なんで、新しいプリキュア。なんで、影の化け物もまだ情報が少なくて、戦略が練れない。なので、簡単にやっつけられない。
     そこで、化け物が怖くなって良心の呵責に耐えられないグレル、そしてエンエンは、このドキドキプリキュアの手助けをする側に回ります。

    このグレルとエンエンの心のゆらぎが、割と執拗に描かれて、思わずグッと来るんです。

     どうせ俺が悪いんだ、とひねくれかけるグレル。
     僕にはどうせ何もできない、と諦めるエンエン。

     この、ひねくれることと、あきらめること。
     結構普遍的な人間の弱い心なんですね。
     これを、化け物に戦って負けていく、凍結されていく間際のプリキュアたち(スマイルプリキュアだったか?)が、このふたりを責めない。許すんですね。そんなことで、弱いエンエンが勇気を持ち始める。
     ひねくれたグレルも、自分の後悔を吐露する。つまり、「こんな汚れた俺でもやり直すことができるかなあ」というドラマなんですね。

     で、ドキドキプリキュアが黒い化け物と戦う一方で、グレルとエンエン、他の妖精子供たちの努力で、他のプリキュアたちがまあ、凍結から復活するんですね。

     で、その先はウルトラ家族大集合っていうか、まあとにかく、いるわいるわ、物凄い大勢の美少女たちがみんなプリキュアで、その連合軍vs.影の化け物たち(分裂して増殖してます)の戦闘。
     で、勝って、おしまいです。

     全体的に戦闘シーンが、ほぼほぼ森の中で行われます。なかなか迫力あります。逃げたり追ったりのスピード感。

     そうなんです、コレ、「スターウォーズ・ジャダイの復讐」ですね。
     ワクワクどきどきな、ルークとレイアの、森の中の戦闘とカーチェイス。あれの影響、絶対あります。
     で、ということは、「ジャダイの復讐」の、その場面はルーカスも認める通り、黒澤明の「隠し砦の三悪人」の森の中の馬のチェイスと剣戟場面の影響を受けてます。
     つまり「映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち」は、アクション演出については、黒澤明へのリスペクトが込められてますね。すごいですね。

     そういう、ドラマとしての深さもあります。その上で、興行としての工夫も、舌を巻きました。
     映画館に入るときに、子供たちは小さなまあ、電気が点灯するアイテムを貰います。これが、映画の中で早々に、妖精学校の授業の中で、「プリキュアを応援して力を与えるグッズ」として紹介されて、親切にも「舐めたり食べたらいけないよ」と注意までしてくれる。
     で、物語の中で2箇所くらい、プリキュア危うし!プリキュアを応援して、力をあげよう!という場面があります。映画内で妖精子供たちがそのライトを点けて応援。そうすると映画館内の子供たちも、一斉にライトをつけて、振って、「がんばれー!」。
     コレ、結構壮観、思わずグッときます。

     まあそういう映画体験でした。色々前提をしらないので、

    「そもそもプリキュアってなんなの?役割?立場?人種?」
    「あの変身グッズっていうのは人格があるの?あれは妖精が変身しているの?」
    「そもそも女の子が変身してプリキュアになるんだけど、衣装が変わるだけなんですが、変身する意味あるの?」
    「あんなに一杯プリキュアがいて、AKBじゃないけど誰が誰かワカラナイ」

     などなど、大人としては多少の引っ掛かりはありますが、実はこの映画、物語としては上記の通りプリキュアの心情を追うコトは全然ないんですね。
     でも、歴代のさまざまなプリキュアの、性格付けとか変身や決め技、そういった芝居で言えば花道七三でチョーンと見栄を切るところはチャンと残してます。うまいですね。

     侮れない。面白かったです。

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