沈黙のフライバイ [Kindle]

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  • 沈黙のフライバイ:ファーストコンタクトSF。切手サイズの探査機を100万個、アルファケンタウリに送る計画や、同じ事をレッド・ドワーフ人が考えていて、地球に探査機を送ってきて、それにメッセージを乗せるというもの。

    轍の先にあるもの:小惑星エロスの写真にみえる筋が何かということを探索する話。

    片道切符:NASAの火星探査の話。〝テロ〟で妨害されるが、命令無視をして出航

    ゆりかごから墓場まで:タイで開発された閉鎖生態系スーツで、アメリカ大陸横断をして、強盗に襲われる男の話と、この服C2Gスーツがインドの火星移民に使われる話

    大風呂敷と蜘蛛の糸:凧で高度100kmの宇宙を目指す話。女子大生が発案者。

  • いやはや、この短編集も面白いです。特に標題作がお気に入りです。

  • 「南極点のピアピア動画」が面白かったので続けてもう一作。
    お気に入りは表題作「沈黙のフライバイ」。
    作者の作品は実際の計画を元にしているものが多く、今作もそう。
    私も極小の探査機を送る計画は知っていたがJAXAも計画していたのは知らなかった。
    作者はそれを地球が受ける側にするという発想である種のファーストコンタクト物にした。
    異星人のあれこれを科学者が論理的にあれこれ考えるというのは読んでて楽しい。
    その筋の最高傑作はホーガン先生の「星を継ぐもの」だと思うけど、今作も立派にその系統を受け継いた一作だと思う。

  • いただきもの。
    科学の切ない感じが良かった。

  • 「大風呂敷と蜘蛛の糸」がお気に入り。

  • 短篇集。ファーストコンタクト、小惑星への着陸、火星への有人飛行、携帯用閉鎖生態系、宇宙凧?の6篇。

  • 本いっぱいにあふれる宇宙へのロマンと科学的探求心とで胸が熱くなる短編集。もしかしたら私にも宇宙に手が届くかもしれないと思わせてくれるリアリティにぐっと来るね。

    そして、読んでいて分からなかった科学用語を調べるのもまた楽しい。(Kindleで読んでいるので、すぐさま辞書やwebで検索かけられるのが助かる)

  • 現在からつながって行くので、既視感が馴染みやすくしてくれる。
    新しい世界(宇宙)へ挑戦する人達。
    等身大なのにかっこいい。

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