さよならドビュッシー 【DVD通常版】

監督 : 利重 剛 
出演 : 橋本 愛  清塚信也  戸田恵子  サエキけんぞう  吉沢 悠 
  • キングレコード
3.11
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本棚登録 : 373
感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003820299

感想・レビュー・書評

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  • 岬洋介シリーズは、大好きで順番に読んでいます。
    原作を読んでから映像を観ました。清塚さんは、私の思う岬洋介とはちょっとイメージが違うけど実際に演奏されてるシーンは、やはり圧巻でした。マゼッパは、遥!?のように感動でした。
    小説のような音楽描写も少なくて遥やルシアの様子もだいぶ省かれてしまっていた気がしますが、映像で観るとまた違った捉え方ができておもしろかったです。

  • どんな映画なんだろう?と思っていたら、ちょっとミステリーちっくな話だった…!
    橋本愛ちゃんは、本当に泣く演技が秀逸。「ツナグ」のときもよかったけど、今回の号泣もすごかった。

    ピアニストを目指していた遥と、父母を海外で亡くしてしまって遥の家族に引き取られたルシア。
    遥とルシアは仲が良く、おじいちゃんの住む離れで一緒に寝ていたとき、火事が起きてしまう。
    ルシアとおじいちゃんは焼死。着ていたTシャツの柄で、なんとか遥と判別がつき、遥は全身の皮膚の整形手術をうけ、元通りになる……
    その後、ピアノコンクールを目指してリハビリし、ルシアに弾くと約束したドビュッシーの月光を練習する……


    ってストーリーなんだけど、最初に病院で目を開けたとき、「もしかして……?」って思ってたことが、最後「やっぱりそうか!」だった。
    でも途中、懸命にピアノの練習に打ち込むし、新しいピアノ教師の岬さんが謎だし、で、忘れてた。笑
    最後の演奏はなんだかジーンとしたなぁ。ピアノが上手。
    岬さんは指の動きもキレイだし、ピアニストだよね?俳優だったらすごいな!と思ってたけど、やっぱりピアニストだった。空気感が独特だねー。

  • 2013年 再視聴
    ピアニストを目指す香月遥(こうづきはるか)
    いとこの片桐ルシア(父母は海外、後に死亡)と一緒に仲良く暮らしていた
    ある日家が火事になる
    祖父とルシアは亡くなり、遥は全身火傷をおう
    遥はリハビリを続けながら、ピアニストを諦めなかった
    調律をしていた岬洋介がピアノ講師に名乗りでた…

    《感想》
    シリアスな話ではあるが、岬洋介役の清塚信也さんのピアノ演奏が聞けるので、それだけで価値があると思う
    演技はひょうひょうとした素の清塚さんに近かったな
    主人公の橋本愛さんは、全部ではないと思うが、ご本人がピアノを弾いていて清塚が絶賛していた
    演技も「アラベスク第1番」「月の光」のピアノも上手かった

    祖父役のミッキーカーチス氏も、自然な演技で良かった

    原作は未読なので読んでみたい

  • 先生のピアノがすごい。
    ただ演奏シーンがラストも含め長すぎる。

    ミステリーの犯人判明部分や、
    母親が倒れた原因があいまいで軽い。
    父親が棒読み。。

    火事で入れ替わっていた人生とは、とてもつらい。
    あの泣きシーンは胸がつまる。

  • WOWOWで視聴。
    配役とピアノ題材目当てで観ました。ほんのりミステリー、ほんのり恋愛もの。
    どちらが強すぎると言う事も無く、少女の成長もの的にも楽しめました。
    ネタばらしの直前に何があったのか感づいてしまいましたが、本当に直前だったので興醒めと言う事も無く、むしろ一瞬早く解った事の確認ができたような感覚で楽しめました。
    ピアノの先生役の方は本当にピアニストということで、言われてみれば少しセリフ回しが拙いのですが、浮世離れした独特の雰囲気はむしろ役者には出せない風情で良かったように思います。

  • ★★★★☆
    目も耳も離せない快作!
    【内容】
    ピアニストを目指す遥とルシア。ルシアは家族を失い、遥と一緒に暮らしているのだった。そんなある日、遥とルシアと祖父は火事に巻き込まれてしまう。

    【感想】
    第8回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。納得です。
    チープな事件を目眩ましに利用していて思わず、「へ?」ってなってしまいました。
    (コレ以上は書けないし、映画を見るなら本を読むのもやめましょう)

    惜しいことに、主演の橋本愛さん以外は無名な方が多くて、演技的にイマイチな方も。。。(特に刑事さん)

    ピアノの先生役の清塚信也さんはピアノを自分で弾いていてビックリ。橋本愛さんのは吹き替えアリですね。
    wikiによると、"ドラマ『のだめカンタービレ』や映画『神童』でピアノ演奏の吹き替えを担当していた"そうです。納得ですね。

    見て聴いて損のない作品だ。

  • ミステリー色はそんなに強くないけれど、随所に散りばめていたことで見やすくなっていたのかも。岬先生のふわふわした感じが可愛らしかった。照れた時の仕草とか。

  • 原作の小説ではあまり良い評価を聞いていなかったし、本編もミステリとしてはどうだろうと思ってしまったが、先生役の方が本職のピアニストともあり、それを聴いているだけでも十分に楽しめました。
    ですが、それだったら清塚信也さんのDVDを拝見したほうが良いのではと考えてしまいます。

  • 作り手に真摯さを感じない。ふざけた演技に見える。それとも原作がそういうふざけた雰囲気なのか。全体的に描写が軽く、シナリオに説得力が無い。
    ドキュメンタリータッチの画質も気に入らない。最近、この作品にみられるような画質の映画・ドラマが増えてきており、流行りのようなものを感じるが、個人的には好きになれない。低予算なら仕方ないのかもしれないが、映画の撮影法としてあまり広まってほしくはない。ドラマであれば許せるんだけど。そう、これにはせいぜい2時間ドラマのレベルの価値しかない。俳優の演技や、スタッフの撮影の練習のためにとってみましたって感じ。彼らのキャリアにはなったんじゃないの。でも、それを見せられる側はたまったもんじゃない、時間のムダだ。撤収撤収。

  • 原作小説が面白かったし、橋本愛も好きなのでレンタルで観ました。
    原作読んでいるわけだからどんな内容かわかっているんだけれども、それでも面白かったです。

  • 2013年、日本映画。主演:橋本愛。

     香月遥と片桐ルシアは従姉妹でありながら、ルシアの両親が海外で働いていたため、ほとんど姉妹同然に育った。何でも一緒にやってきた2人だったが、ある夜、ルシアは遥に、ピアニストになる夢はあきらめて自分は看護師として生きていく決意をしたことを打ち明ける。ショックを受けた遥だったが、そんなルシアのためにいつか大舞台でピアニストとして「月の光」をルシアのためだけに演奏することを約束する。しかしその夜中、遥とルシア、そして祖父で香月家当主の玄太郎は離れで火事に遭い、遥だけが生き残ってしまう。なんとか火傷は元通りになったものの、指を含めて身体は思うように動かず、ピアニストの夢は諦めなければならないかと思われた。しかしピアニストの岬洋介が、そんな遥のレッスン役を買って出る。岬のちょっとしたアドバイスで指が動くことを実感した遥は、もう一度ピアノを弾くためにリハビリと練習に明け暮れる。

     うーーーん。原作の良さがほとんど生かされてない、残念すぎる。物語のミソになってるところは自白に変わってて(しかもさらっとしすぎで「え?」とも思わないような)、それなのに原作の設定は中途半端に残ってるし。ピアノの腕は凄いんだろうけど、やっぱり岬洋介はちゃんとした俳優さんでやってほしかった。その他も、橋本愛ちゃん以外は演技が…。素晴らしいはずの演奏も、ただダラダラ長いだけな感じがした。立って演奏しているのも、ちゃんと意味があるのに全然伝えられてない。脚本もなぁ。「キスして」って、いる?それ。なんだか全てが突然すぎる。

  • よくにた従姉妹同士がピアニストを目指しているけど、
    火事になってしまい片方だけが生き残る、
    というところからスタートする話だった。
    橋本愛は、あまちゃんのイメージがどうしても強いけど、
    この映画の場合は、もっとヒューマンドラマとしての
    表現になっていて良かった。
    ミステリーの要素もありつつ、片方だけ生き残る、
    というところからリハビリなどを通して、どのように
    生きていくのか、という表現があって良かった。

  • 原作を読んだ後で見ました。毒がだいぶ薄まっていましたがストーリーとしては自然でよくできていたと思います。清塚さんが本職のピアニストなので演奏を楽しむことができていいです。

  • 2014.05.21.
    先生声小さすぎだろ。もっと張れ。

  • え?ミステリーものだと思ってみていたので、あからさまに入れ替わっていたというストーリーが簡単に想像できて、もっとなにかあるんだろう?どんでん返しは?と物足りなくなりました。
    逆に想像通り過ぎてミステリーでした。

  • これは!おもしろかった!!
    橋本愛のピアノ演奏シーンがめちゃくちゃ綺麗でうっとり。
    登場する人物たちも結構クセがあっておもしろい。

    そして何よりもラストに驚かされます。マジかよ!?と。
    美しい音楽ミステリー。新しいジャンルだね。

  • もうお医者さんの演技の下手さと説明したがりな台詞で、非常に残念なオチのうえ、音楽的にも大して面白くない映画に終わるという…。
    せっかく鼻水も垂れた泣く演技してるのに、雨の中じゃ台無しに…。
    原作がどういう流れなのか分からないけど、最後の撮り貯めた想い出シーンを全体にしちゃって、要らない家族のくだり無くして脚本で物語を変えてしまったほうが良い映画に終わったと思う。二人の近さだけ描かれてれば、いいです。

    結構楽しみにして観ただけにがっかりな作品でした。

  • ミステリーものですが、ミステリーの部分はそれほど難解ではなく、むしろ無難。
    でも、ストーリーが悲しくて切なくて、それに綺麗で繊細なピアノの音色がプラスされて、見入ってしまいました。このストーリーは本当にドビュッシーの曲が合う。
    本物のピアニスト・清塚信也さんをキャストに起用してくれたおかげで、彼のピアノ演奏シーン(リストの超絶技巧、熊蜂の飛行)もあって、クラシックファンへのサービスがすごいです。
    トリックや謎解き重視の方には物足りないかもしれませんが、音楽好きには大満足だと思います。

    ただ、お父さんの演技が大根すぎるのが妙に浮いてて残念。ピアニストの方が演技がうまいってどうなんだろう…。

  • ★4.ドビュッシーの「月の光」が嫌いだった。ぽろんと何かが転がり落ちたような地味な始まりと、夜のしじまを縫うような弱々しい音の連なり。これを譜面通りに弾くと、最高につまらないと思う。
    この映画の月の光は、私が知っていたそれとは全く違う次元で存在していて、表面張力ぎりぎりのコップにゆらゆらと雫が今にも落とされそうな危うさを内包していた。
    明るい場所で輝けない主人公を象徴するような、不可侵の月の光でした。

  • 小説を読んでいると岬先生がすごくカッコいいイメージだったので、「アレっ」て思った。

    指導する場面で、指を写していたので「あぁ、本物!」ってわかった。

    清塚信也さんのブログを読んですごく好感が持てた。村上春樹のことも好きならしい。まだまだ若いし、演奏活動もいっぱいされているので、聴きにいきたい!!

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