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- / ISBN・EAN: 4959241927477
感想・レビュー・書評
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アメリカという“差別と偽善に満ちた社会”を告発した諷刺映画かと思いました。ケネディ暗殺の年(1963)でさえ、ここまで黒人の人権がない社会だったのですね。富裕層の主人公は思いつきのレベルで黒人差別告発の書を書き始めます。協力する黒人女性たちは命を張っているのに、自らは安全地帯にいて感傷的に過ぎません。出版は大成功で、めでたくキャリアアップしています。本当の告発はエイビリーンしか書けませんね。2011年になっても、まだ、こんな作品を作って自画自賛しているアメリカは病んでいます。良心があるなら真に黒人差別を告発した実話書「ある奴隷少女に起こった出来事」こそ映画化すべきだと思います。
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奴隷制度の名残が残る時代の話を扱っているけど、今までの作品とは違って、考えさせられるけれど見終わった時に重苦しい気分にならない。だけどハッピーエンド、ちゃんちゃん!ではなく。
重すぎず軽すぎず、絶妙でした。 -
2021.3.17 再視聴
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南部の黒人女性家政婦たちの話。
最後の十分くらいは蛇足?
separate but equal
南部のソウルフードがあれこれ登場。 -
時によって常識や正解は変わるんだから、何か違和感を感じたら、真実をそのまま見つめてみる
この映画の場合は本でそれを伝えて意識を変えた
戦いの真っ只中の私は最後の歌で励まされた -
アメリカの人種差別の時代
南部の黒人のメイドの女性達の生の声を1人の白人女性が取材して本にする。
ケネディ大統領
など歴代大統領で黒人の人権を認め選挙権を与えて来た政治家は暗殺され
黒人とはトイレさえ別にしつつ
病気になるからと言いながら
子守をさせて、食事を作らせ、掃除もさせる。
非常に理解に苦しむ。
圧倒的に白人が優位と疑わない人
反抗すれば殺され
事故が起きれば物扱いで
その辺に捨てられ
ここまで酷いのかと。
イエローに対する扱いは
黒人より下だがね。
白人ライターが
自分の家のメイドには無関心なのには
違和感あり
それ以外は
糞食らえにしても
ユーモアも交えてあって
面白くも観れる
が、戦うって大変なことだな
これは生き地獄かもしれない -
原題はThe Help。
お手伝いとしてたまたま雇った黒人メイドも、世話をしてもらう白人の子供にとっては親も同然。子供にとっては、偶然が必然なのだ。
こんなことにも想像が及ばなかった自分に愕然。そんな、自分のような人間がいる限り、本作には存在価値がある。 -
メイド萌え。
いやしかしスタッフロールで、シシー・スペイセクが、あのお婆ちゃんをやってたことに気づいた。