ヘルプ ~心がつなぐストーリー~ [DVD]

監督 : テイト・テイラー 
出演 : エマ・ストーン  ヴィオラ・デイヴィス  オクタヴィア・スペンサー  ブライス・ダラス・ハワード  ジェシカ・チャステイン 
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
4.11
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241927477

感想・レビュー・書評

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  • アメリカという“差別と偽善に満ちた社会”を告発した諷刺映画かと思いました。ケネディ暗殺の年(1963)でさえ、ここまで黒人の人権がない社会だったのですね。富裕層の主人公は思いつきのレベルで黒人差別告発の書を書き始めます。協力する黒人女性たちは命を張っているのに、自らは安全地帯にいて感傷的に過ぎません。出版は大成功で、めでたくキャリアアップしています。本当の告発はエイビリーンしか書けませんね。2011年になっても、まだ、こんな作品を作って自画自賛しているアメリカは病んでいます。良心があるなら真に黒人差別を告発した実話書「ある奴隷少女に起こった出来事」こそ映画化すべきだと思います。

  • 奴隷制度の名残が残る時代の話を扱っているけど、今までの作品とは違って、考えさせられるけれど見終わった時に重苦しい気分にならない。だけどハッピーエンド、ちゃんちゃん!ではなく。
    重すぎず軽すぎず、絶妙でした。

  • 原作は、『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(The Help)は、キャスリン・ストケットによる2009年のアメリカ合衆国の小説である。1960年代にミシシッピ州ジャクソンの白人の家庭で働くアフリカ系アメリカ人のメイドの物語である。『USAトゥデイ』の記事で本作は2009年の「夏のスリーパー・ヒット」のひとつであると言われた。
    ストケットにとって本作は処女作であり、完成までに約5年を要し、最終的にスーザン・レマーが代理することに決まる以前に60名のエージェントに拒否されていた。 2010年5月時点で3ヶ国語で翻訳され、35カ国で出版されている。2011年8月時点で500万部を売上げ、ニューヨーク・タイムズのベストセラーには100週以上入り続けた。

    感動的な作品ではあるが、やはり表層的な差別しか描き切れていないのは、ブルーレイ特典の未公開シーンで、監督の「作品全体を暗くするという理由からあるシーンをカットした」という言葉からもうかがえる。もちろんドキュメンタリーではない以上、映画というエンタメでどこまで黒人差別を描き切るのかというバランスも求められているのも確か。
    当時の黒人差別は、バスやトイレ、水飲み場まで分離され、黒人女性の仕事は白人家庭のメイドくらいしかなく、それさえ長年仕えた家庭でも当日解雇が当たり前という状況。そしてこの作品では、白人家庭の主婦との対立のみをクローズアップしているが、より脅威だったのは家庭内でも権力を持つ白人男性による暴力行為だったはず。この辺は、KKKによる事件が多少触れられているだけで流されている。
    ではなぜ、これだけ毛嫌いする黒人を白人はメイドにしたのか?それは、地位や人権を蔑ろにされて100%反抗できない相手を半奴隷として雇用できるから。
    黒人女性がわが子を親戚に預けて白人の子供を育てる葛藤や、白人家のトイレを使わせてもらえない(黒人専用として庭にある)理不尽さなどは丁寧に描かれているものの、ラストの収束に向けて主人公の母親の突然の心変わりなど唐突感は否めない。また、ケーキのエピソードが本当なら、マジで殺されても文句は言えなかっただろうに・・

    『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』(原題: The Help)は、キャスリン・ストケットの小説『ヘルプ 心がつなぐストーリー』を原作とした2011年のドラマ映画である。1960年代の公民権運動を背景とし、ミシシッピ州ジャクソンに住む若い白人女性のスキーターと2人の黒人のメイドの関係を描く。出演はエマ・ストーン、ヴィオラ・デイヴィス、オクタヴィア・スペンサー、ブライス・ダラス・ハワード、ジェシカ・チャステイン、シシー・スペイセク、マイク・ヴォーゲル、アリソン・ジャネイ、監督・脚本はテイト・テイラーである。評論家に高評価され、商業的にも製作費2500万ドルに対し、興行収入は1億7500万ドルを超える成功作となった。

    あらすじ:
    1960年代前半。大学を卒業したユージニア(愛称スキーター)はライターを志し、故郷のミシシッピ州ジャクソンに戻った。故郷の友人たちは皆、結婚、出産をしており、家事や育児を黒人メイドたちに任せきった気楽な生活を送っている。友人の一人ヒリーは、病気がうつると信じ込んでメイドのトイレを屋外に作るべきだと主張する。スキーターは友人たちの黒人メイドに対する態度に嫌悪感を覚える。また、自らも黒人メイド、コンスタンティンに育てられたスキーターは、大好きなコンスタンティンが退職し何も告げずにシカゴへ去っていることに疑念を抱くが、母は取り合わない。
    スキーターは、ローカル新聞の家庭欄で家事の相談に代役で回答することになり、友人エリザベスのメイド、エイビリーンに手伝ってもらうことにする。エイビリーンは優秀だった一人息子を不幸な事故で亡くして以来、子守り相手の子供以外には心を開かない。一人のライターとして黒人メイドたちの真実を著す責任を感じたスキーターは、エイビリーンを熱心に説得、密かに取材を始めるが、その他のメイドたちは報復を恐れて固く口を閉ざしてしまう。
    そんな折、ヒリーのメイド、ミニーは、ヒリーの家のトイレを使ったことで解雇される。怒ったミニーがスキーターの取材に参加することになった。また、ヒリーが雇った新しいメイド、ユール・メイが拾った指輪を質に入れて逮捕されたことに憤慨したメイドたちもまた、自らの経験を語り始めた。(ウィキペディア)

  • 2021.3.17 再視聴

  • Sep4,2018
    Esta película fue una de las mejores en mi vida!!!

    This movie was one of the best in my life !!!
    And I felt King Jr, Rosa Parks etc... they were so brave ...
    with this context , I can imagine that it was a great change when Barack Obama became the President!
    I strongly feel there’s no difference among races, religions, sexualities ... etc... we’re all human and we need to respect each other.
    Thanks for my family and my religion, I’d never judged others by their color of skin, religion, and sexuality.
    So this movie and some other movies which related to American civil rights movement were quite shocking for me.
    ( and the issues of KKK, Nazis etc... )
    I definitely feel it’s not the time of repeating conflict ... we definitely need to unite !!

    ( the Story )
    There were severe discrimination over African Americans in the US and they worked the houses of white people.
    However, white people fired them irrational reasons.
    A white lady questioned about the situation and she decided to write a book about the situation.
    For the first moment, interviews to African American ladies went quite difficult but gradually they helped her.
    Finally the book was published and it triggered a big movement of civil rights ( sometimes conflict between white and black people ).
    Some white people still discriminated black people on the other hand, the mother of the writer and many other white people started to realise the situation and changed their attitudes ...

  • 南部の黒人女性家政婦たちの話。
    最後の十分くらいは蛇足?

    separate but equal
    南部のソウルフードがあれこれ登場。

  • 時によって常識や正解は変わるんだから、何か違和感を感じたら、真実をそのまま見つめてみる
    この映画の場合は本でそれを伝えて意識を変えた

    戦いの真っ只中の私は最後の歌で励まされた

  • アメリカの人種差別の時代
    南部の黒人のメイドの女性達の生の声を1人の白人女性が取材して本にする。
    ケネディ大統領
    など歴代大統領で黒人の人権を認め選挙権を与えて来た政治家は暗殺され
    黒人とはトイレさえ別にしつつ
    病気になるからと言いながら
    子守をさせて、食事を作らせ、掃除もさせる。
    非常に理解に苦しむ。
    圧倒的に白人が優位と疑わない人
    反抗すれば殺され
    事故が起きれば物扱いで
    その辺に捨てられ
    ここまで酷いのかと。
    イエローに対する扱いは
    黒人より下だがね。
    白人ライターが
    自分の家のメイドには無関心なのには
    違和感あり
    それ以外は
    糞食らえにしても
    ユーモアも交えてあって
    面白くも観れる
    が、戦うって大変なことだな
    これは生き地獄かもしれない

  • 原題はThe Help。
    お手伝いとしてたまたま雇った黒人メイドも、世話をしてもらう白人の子供にとっては親も同然。子供にとっては、偶然が必然なのだ。
    こんなことにも想像が及ばなかった自分に愕然。そんな、自分のような人間がいる限り、本作には存在価値がある。

  • メイド萌え。
    いやしかしスタッフロールで、シシー・スペイセクが、あのお婆ちゃんをやってたことに気づいた。

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