雪国(新潮文庫) [Kindle]

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  • 新潮社
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感想・レビュー・書評

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  • よくわからん。時代が違えても面白い作品は面白いんだけど、これはもう何も共感できる取っ掛かりもなく。名作と期待しただけに残念。

  • 日本語の美しさを感じられる風景描写が多い。が、多すぎて私には飽きてしまった。駒子のツンデレ?な感じに少し嫌悪感を感じるのと、主人公の島村の女性の見方が嫌だった。徒労、火、がキーワードな気がする。

  • 最初の一文は文学的な味わいがあり、良かったです。
    個人的には、著者の女性に対する考え方に全く共感できず、ただただ不快でした。

  • とくに

  • 紙の本で読んだけど電子書籍しかページが無いのでこれで登録。

    学生の頃に教科書で読んだきり、触れてこなかった古典文学。
    冒頭のフレーズしか知らず、どんなお話なのかも知らない。
    平たく言うと、男女の恋愛話なのね。

    島村がどこまでも駒子に気のあるそぶりを見せながら全く手を出さない、そのどっちつかずな姿勢に悶々としながら読んだ。
    景色の描写が美しい、とされている作品だけれど、それ以上に読みにくくてなかなか進まなかった。
    音読してみると多少は頭に入ってきた。だがそのおかげで1冊読み終えるまでに2つくらい季節が変わった。

    最初に出てきたのが葉子だったから、これは島村と葉子のお話なのかと思っていたら、いつの間にか駒子という別の女が出てきた。どっちなの?とすぐ結論を求める私は現代人らしいのかも。
    結末が分かりやすくて流れが読みやすいお話ばかり読んできたからもだもだしちゃったけど、現実にありそうなのはこういう心の動きかもしれない。
    昔の言葉遣いに触れたい、が目的で手に取ったから、注釈や解説はすっ飛ばし。読みたくなったら読む。

    実際私は雪国に住んでて、確かにその表現は美しいな、と感じる一文が2.3あった。
    美しさって綺麗なだけじゃなくて怖さも兼ね備えているからね、それが感じられる一文だった。

  •  
    ── 川端 康成《雪国 1935‥‥19470718 新潮文庫》[Kindle]
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B00CL6MWXY
     
     
    (20231128)

  • 景色の描写が際立って美しい。
    雪山のしんとした感じを、香りや視覚と共に思い出させられる感じ。絵を見ているようだった。

    雪山に行きたくなった。

    この話は湯沢が舞台らしいけれど、もっと晴天なイメージになった。

    海外から読んだときに郷愁にかられる、とあとがきにあり、当時戦争に行った人が読んだらそりゃあ帰りたくなるわなぁと頷いてしまった。

    最初と最後が違う時期に書かれたというのも納得。作風が変わったような感じがしてしまった。白→赤。

    評価されていた理由が知りたいのでいろいろ読みに行こうと思う

  • ようやく読んだ。おそらく隠喩だらけなのだろう。よくわからなかった。

  • 意外にもフランス映画のような作品だった。

  • 寒い雪国の情景は良く伝わってくる。ただ自分には登場人物の心の移り変わりに感情移入出来なかった。もう少し駒子の芸者としての振る舞いや心の移ろいを感じてみたかった。

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著者プロフィール

一八九九(明治三十二)年、大阪生まれ。幼くして父母を失い、十五歳で祖父も失って孤児となり、叔父に引き取られる。東京帝国大学国文学科卒業。東大在学中に同人誌「新思潮」の第六次を発刊し、菊池寛らの好評を得て文壇に登場する。一九二六(大正十五・昭和元)年に発表した『伊豆の踊子』以来、昭和文壇の第一人者として『雪国』『千羽鶴』『山の音』『眠れる美女』などを発表。六八(昭和四十三)年、日本人初のノーベル文学賞を受賞。七二(昭和四十七)年四月、自殺。

「2022年 『川端康成異相短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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