礼儀作法入門(新潮文庫) [Kindle]

著者 :
  • 新潮社
3.80
  • (1)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 18
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (178ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 普段の生活では、あまり気にせずに行動してしまっている。
    改まった場に出た時、社会的地位の高い人と接する時、自分の行動・振る舞いがその場にふさわしいのか、自身が持てない。
    ・・・自分にとって、礼儀作法・マナーというのはそういう存在です。

    最近、関連する書籍を読んでいないなと気づいたので、とある場で紹介されていたこの本を、読んでみることにしました。

    著者は大正生まれで昭和期に活躍した小説家、エッセイスト。
    冒頭で「礼儀作法とは何か」と題し、著者が考える定義を提示しています。

    その上で、日常の場面ごとにテーマを分け、どのように行動すべきか?について、著者自身の考えや実践していることを、一般のマナー本に書かれていることと照らし合わせながら、考察・提示しています。

    礼儀作法についてはこれまで、「相手に対して、”あなたのことを大切に考えていますよ”と示すこと」というような、漠然とした捉え方をしていました。
    本書を読んで、認識に厚みを与えてもらえたように感じます。

    1975年に発表された書籍ということで、日常の振る舞いなどは書かれた時代からら変わってきている部分も、あるかと思います。
    ただし、最低限押さえておくべきマナーというのはあり、それは知識として知っておくべきことだということを、本書を読んで理解し、また我が身を振り返って反省しました。

    現在の礼儀作法、マナーというのがどのように変化しているかも気になったので、関連する書籍を探して、読んでみたいと思います。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1926年東京生まれ。小説家、随筆家。『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞受賞。おもな著作に31年間連載したコラムをまとめた「男性自身」シリーズ、『血族』『居酒屋兆治』など。1995年没。

「2014年 『ぐつぐつ、お鍋 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山口瞳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×