絶叫城殺人事件(新潮文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 作家アリスシリーズ。安定した面白さ。本格ミステリというよりはアイデア1発勝負の短編といった感じ。それでも登場人物が生き生きとしているので、登場人物がどう動くのかを読んでいるだけで楽しい。

  • 火村英生シリーズ11冊目、表題がキャッチィな「建物名+殺人事件」短編集■「黒鳥亭殺人事件」アリスが烏屋敷で幼女のお相手を頑張るなか、火村が余計が事を…雰囲気よし「壺中庵殺人事件」虚無僧でもよいかも。俺様マルカジリ…俺かと一文字間違えた「月宮殿殺人事件」肩透かし「雪華楼殺人事件」いやいやマジですか?いくら何でも「紅雨荘殺人事件」曳舟警部とアルマーニ森下刑事が登場し、これがベストかな「絶叫城殺人事件」絶叫嬢でもよいかも。引き続き両刑事が登場だが、もう彼らが解決すれば良いのではと■軽過ぎミステリー(2001年)

  • 絶叫城殺人事件のアリスがとても好きです。

  • 火村シリーズ短編集。
    久々にこういうザ・ミステリ小説を読んだ気がする。

    サクッと読めて私にも推理が楽しめるオーソドックスなトリックなんだけど、ただ単純なミステリじゃなくてちょうどいい裏切りが混ぜられてて面白い。

  • 意外なことに著者は、『殺人事件』というタイトルの作品を今まで書いてこなかったということだ。ミステリで毎回誰かが死んでいるものを書いているのにも関わらず。

    しかしせっかくなのでということで『殺人事件』の連作短編にまとめたようだ。最後の表題作『絶叫城殺人事件』は、物語の中だけで販売されているホラーゲームの中で起こることに見立てて無差別通り魔殺人事件が繰り返される。その意外な犯人と結末とは!という部分が印象に残った。

  • 短編集。
    ~殺人事件シリーズ。

  • 個人的にはタイトルの絶叫城が好き。連続殺人の不自然な終了と、最後の被害者の違和感を火村が解き明かしていくのがすっきり。雪華楼はそんなことあるか?と思ったのがあとがきを読んでへえ!となりました。火村とアリスのかけあいも毎度楽しいです。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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